「李香蘭 私の半生」 山口淑子 藤原作弥

今、中国政府の要人と天皇陛下との会見を無理強いした・・オザワ氏の強権的な顔のドアップがマスコミにチラチラしています。あのイヤな顔は見たくも無い。相手が中国だから一層・・・・
先日、読み終えたばかりの「李香蘭 私の半生」。この本は、満州生まれの日本人、山口淑子が、李香蘭と云う中国名で、映画や歌で有名になった13才から、克明に記憶を掘り起こしていきます。
日本と中国、今も決して愉快な仲間ではない。李香蘭は、満州国という名の日本の傀儡政権下、国策に沿った映画に出演。イカす日本人に恋するクーニャンなどなど・・・彼女は完全な中国育ちですし、当時の奉天や上海は国際都市です。思考回路は決して日本人的ではありません。はっきり自分の意見を持ち妥協しません。
大きな国土の、ほんの小さなポイントだけを占拠して、中国国民を押さえたと信じていた横暴な軍人達、背面服従の中国人。やがて戦争は、決定的に日本の不利になり、ついに敗戦。
中国人であると信じられていた彼女は、中国人の手で処刑されようとします。が、日本人であるゆえに国外追放となり帰国。待っていた次なる苦難・・・
山口淑子は1920年生まれ。今、89才です。ももりは、彼女の映画は知りませんが、歌ならいくつか知っています。まだ、ホンの少し前、戦っていた国。戦後も決して愉快なことはなかったお隣の国・・・天皇陛下をムリして引っ張り出すのは不愉快です。
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