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2019年8月26日 (月)

和泉式部のその後は??ひょっとして??極道の妻???

 恋多き歌人・・和泉式部・・・いろんな作家が小説にしています。夫も娘も捨てて家をおいだされながら、為尊親王と恋におち、やがてその親王に死なれます(親王26才 式部24才)。悲しみを同じくした弟の敦道親王と燃え上がり、人目をはばかるというより、誇示するような派手なおこない・・・弟親王の妻は怒って家を出ていく・・・それでも…やがて…早くも弟親王も死にます(親王27才 式部30才)。…ここからが・・・ももりが興味を持ったところです。


 和泉式部は歌人としては、在世中からとても高名で、かの辛口の紫式部も「型にははまらないけど新鮮な言葉がピタリと決まる」・・・ま・あ・あ・・ももりが解釈するところ
、そんな風に言っています。


  あらざらむ この世のほかの おもいでに

  今ひとたびの 逢うこともがな・・・・ご存じ、百人一首です。

娘の子式部の内侍の歌は


  大江山 いく野の道の 遠ければ

  まだ踏みもみぬ 天の橋立


 この歌は、「お母さんの和泉式部の指導があってこその実力なのに、お母さんがいなくても歌はできるの???」ってからかわれた時の即興の応えなんだそうで、「お母さんは丹波の大江山に行ったわ。助けてもらうったって、天の橋立にいるんだから、私はまだ土を踏んだこともないし、文だって来たこともないわ」ですって。


 ところで、ももりが面白いとおもったのは、34才で早々と再婚。そのお相手は藤原保昌・・・この男について丹後へ行ったのです。保昌は藤原道長のお気に入り。ところが、ところが・・・弟は「はかまだれ」と呼ばれたギャングの親分。「はかまだれ」は今昔物語に登場します。

 

 当時、みやこは強盗、放火 追いはぎが跳梁して、御殿にはいりこんで、女官を丸裸にしたり、暴力沙汰は日常茶飯。頻々と放火。追捕にあたった検非違使を逃れて、藤原顕光の屋敷に逃げ込む・・・この顕光というのは、保昌の兄・・・当時、今のやくざ組織みたいなのが複雑に入り組んで存在した…というのはお堅い本「王朝の貴族」土田直鎮・・・土田氏は東京大学の資料編纂所所長とあります。


 東大の資料編纂所というのは、ももりが、今、一番楽しみにしている古文書の授業でもちょくちょく耳にするお堅い学問所のはず。


 宮中深く内親王の女官を母として、幼い日々から宮中奥深く、皆に愛されて育ちます。(まああ・諸説あるらしいけど)当時の宮中って、天皇にお情けをいただいて皇子をあげるべく、貴族たちの野心のもとに送り出される複数の女性たち。御簾やすだれをちょいとあげれば卑猥???いえいえ。
仲睦まじい営みを目にしたはず。ま・あ・あ・・・・ね。結婚して丹波に下ってからはどうした???ひょっとして、極道の妻???岩下志麻みたい???今、それが??おもしろいのよねえ


 もう、暑いんですから・・・お出かけはやめ。もっぱら本ばっかりがももりの夢の世界です。
でも間、もなく神戸で水彩会の展覧会です。


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2019年8月23日 (金)

無節操・

 私は無宗教・・・は・は・は・・どうなるやら???私は一時旧約聖書が大好きで、クリスチャンになろうかとも思ったほどでした。でも…最近、仏様のお像を見るのが大好きになってきました。何度も何度も同じ仏様のお顔を見に行く・・・、かわりましたやろ???京都はそれには一番良い環境です。我が家のお墓、次男は甘えたやったから私が行くのを待ってるやろなあ???って思っています。親は別のところにいますけど。ま・あ・あ・・そのうちに主人が入り、長男も三男もこのお墓に入ってくるとおもうと。。。わが世の春はここにこそある???かも。









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2019年8月19日 (月)

夏の終わり

 地蔵盆も終わりました。これで今年の夏も終わり。釣りキチの1週間は釣り三昧。お料理もしてくれましたけど…やっぱり今日からは出勤。平常の生活パターンに戻ってホッ。


 お盆16日に京都国立博物館へ。70歳以上タダ。バスもタダで久しぶり博物館のレストランでおひとりランチ。のおんびりもいいなあ!!!相棒のお昼は釣りキチたのみ。博物館に寄託された宝物のそれぞれはすばらしく、心にしみました。



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 今、特に平安時代ばかりを読んでいますので、とても臨場感があります。藤原道長の経筒とか・・・
世は末法。1052年が末法初年とか???貴族文化華やかとはいうものの、御所を一歩出れば、追いはぎ、強盗、放火、旱が続くかと思うと豪雨、疫病、すべてこれ天子の不徳のいたすところ・・・政治は全く機能していません。貴族も地方を収める受領たち私利を追うばかり。鴨川は死体があふれ、流れをうながすように検非違使がでるさわぎ。都は腐臭にみちていましたとか???
 為政者、道長・・・望月の欠けたるるところがないと詠嘆したけれど・・・盛りの頂上を過ぎて、娘たちを嫁入りさせた天皇やその子たちは短命です。そんな貴族達が心のよりどころにしたのは仏教。道長の経筒は末法の時代に高野山の頂上に埋められ、本来は????年やったかに世に出るはずだったのが、
江戸、元禄の頃、工事に際して掘りだされてしまったとか???


 ほかにも書道では見逃すことのできない藤原行成とか、空海の灌頂記(かんじょうき・・・空海が最澄に戒律を与えた書付)とか・・・書道には必見…とはいうものの、ほとんど見ることはできない逸品が目を洗ってくれました。


 大文字のおくり火を見ようとママチャリででかけたのに、眼鏡を忘れ・・・ハ・ハ・ハ・・・モーロクした。

 おひとりご詠歌もスピードアップで、なあんとか・・・

 京の町に今も続く地蔵盆。子供たちのしあわせを祈る心は1000年以上も前とおなじやなあ。

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2019年8月15日 (木)

あはれ 今年の夏も・・・

 10日には坊さんが参ってくれまして、14日は釣りキチとお墓参りのはしご。あとは、18日の地蔵盆を何とか過ごせたら今年の猛夏も何とか乗り越えられそう・・・今年は町内のお役なので地蔵盆は逃げられません。


 13日は奈良国立博物館へ。猛暑の中、出かけました。すばらしかったなあ!!!学習意欲を充分に満喫させてもらったのは久しぶりです。

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最近読んでいるのは、もっぱら平安朝をテーマにした女流作家の作品群。永井路子、田辺聖子、杉本苑子、新しくは瀬戸内晴美・・・


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 平安朝の女流文学はやっぱりすごい世界です。それぞれの現代の作家たちがは、平安の美女たちを物語に仕立ています。それぞれ面白く個性的ですが、やっぱり作家その人を濃厚にうかびあがらせるのが面白い。最近は瀬戸内寂聴氏…今まで何冊か本棚にあったのに完読したことがなかったのを何とかへどもどしながら完読。「中世炎上」「祇園女御」う・う・・・・ん???


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 うまいのかまずいのかわからない素材のごった煮にエロ調味料をふんだんにふりかけて「なんやこりゃ???」しつっこい。理不尽???永井路子さんはきりっと真面目。田辺聖子さんは一番説得力があって、明朗快活。ぐいぐい引っぱってくれます。


 奈良国立博物館では、物語に登場するお面「納曽利」「蘭陵王」のお面とか…清盛の息子たちがこんなのをつけて踊ったのよねえ。結構重たかったやろなあ!!!


 一番感動したのは「明月記」断簡。ご存じ藤原定家の日記。茶掛けに仕立てられた断簡です。定家といえば・・・藤原俊成の息子、嵯峨野の厭離庵に住まいしたとかしないとか・・・今多く残っている平安時代の物語はそのほとんどが定家が書き写したもの・・と、いいます。もちろん定家一人ではできない。ブレーンの仕事でしょう。古筆を守る家柄の冷泉家は、今出川通り、御所の北に今もしっかり守られています。書道史的にも有名ですが…美というものは主観ですから・・・文字の好き嫌いは言いません。でも…耳元でその呼吸が聞こえるような、、1000年も昔の人の書蹟をじかに目にするのは初めてで、本当に感動!!!



 今日は台風・・・どうしようか???京都国立博物館へでも???行こうか


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2019年8月 2日 (金)

はかなすぎた命

 源氏物語・・・田辺聖子さんがあんまり「ええ、ええ」って言うもんやから、このところズーッとその周辺をウロウロ読み歩いていましたが…ま・あ・あ・・田辺聖子さんの源氏もしっかり読んだつもりですが・・・でも・・・やっぱり・・・好きにはなれませんでした。不健康・・・の一語につきます。


 下の朝顔。去年の種からとってまいたもの。育ちません。小さな苗に花が・・・お話はまったく違いますが私の源氏物語の読後感はこんな感じです。きれいですけど・・・不健康!!!たくましい蔓は全く育たず花だけが…咲いています。



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 源氏物語はフィクションの世界で、耽美的で異様な世界を創作しているということは頭ではしっかりわかっているつもりですが・・・
 ちょっとポイントを代えて実際の歴史上の当時の天皇様たちの死の年齢の若さをみてみます。ロシア、ロマノフ王朝は近親結婚が続いた結果、血友病でほろんだとか聞いたこともあります。源氏物語のモデルとされた可能性のあるあたりから、代々の天皇様の死の年齢です。

   53代  文徳天皇   32才死
   56代  清和天皇   56才死
   57代  陽成天皇   87才死
   58代  光孝天皇   58才死
   59代  宇陀天皇   65才死
   60代  醍醐天皇   46才死
   61代  朱雀天皇   30才死
   62代  村上天皇   42才死
   63代  冷泉天皇   62才死
   64代  円融天皇   33才死
   65代  花山天皇   41才死
   66代  一条天皇   32才死・・・この天皇様の時紫式部、清少納言が宮仕えしています
                      67代  三条天皇   42才死
   68代  後三条天皇   29才

 まだまだ調べましたが、かの和泉式部の恋人、二人の親王も20才代で死んでいます。さらにつらいのが出産にともなう女性の若い死が多いこと。

 

 豪華な着物を十二枚も重ねて、装っているいとけなき娘、そこへカッコつけた天皇が精子を振りまきにおとずれます・・おぞましい!!不敬罪で処罰されそうですが・・・そんなイメージ。右大臣、左大臣、摂政、関白、実力をもった野心家が娘を皇位に送り込みます。もし男子が生まれれば、そのおさな子は次期天皇。さすれば自分もまたまた辣腕をふるえる・・・驚くべきことですが、天皇に娘を入内させ。生まれた皇子に又、娘を嫁入りさせ、さらに孫に娘を・・・藤原道長がしたことですが、過去には藤原不比等もやっています。血が濃すぎる???ま・あ・あ・朝顔とはちがうわなあ!!!


 今朝、癌手術5年の検査結果、問題なし。頑張って相棒の介護をいたしましょう。


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さ・あ・あ・・来週は又、展覧会です。「生きる」生きるのはシンプルが一番。源氏物語の正反対が私の好みです。


 

 

 



  

 



 

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