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2019年3月30日 (土)

豊穣のひととき

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 今日は3月30日。結婚記念日です。54回目。相棒は今、デイケアーに行っています。帰ったら・・・ね。

 

 相棒が出かけた後のほんのひと時、ゆっくりお茶。そして・・・最近は「更級日記」を少しづつ音読しています。これが・・・なんとも優雅で響きがうつくしいのよねえ。そのうちにテープにふきこみましょう。


 ももりが古典文学に興味をもったのは、まだほんの最近です。まだ歴女とはとても言えません。5年前に癌手術をして、外国どころか国内旅行すら行けなくなってしまってから。ついで相棒も脳溢血。麻痺が残り、外出もままならなくなって、楽しみはもっぱら本。少し歴史を知りたいと、まずは、漫画や児童書で古事記から奈良時代…そして今は平安時代です。


 ともかくは、図書館で児童書にできるだけ多くあたりました。


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Dscn4964 ・・・

 今は更級日記。作者は菅原孝標の娘。面白いことに作家の父親、菅原孝標は、醍醐天皇の御代、左大臣藤原時平の讒言によって、太宰府に流された、かの右大臣、菅原道真・・・の、5代あとの人。菅原家は学問の家柄です。その家のむすめ・・・ですって。そして、作家の母の姉はかの嫉妬のかたまり、ドフトエフスキーも敬礼しそうな「蜻蛉日記」の作家、道綱の母で・・・つぅまぁりぃ、作家の叔母にあたります。さらに、作家の育て親の弟の妻は紫式部のむすめ・・・ですって。頭の整理が必要ですけど。

 

 父の任地、千葉で彼女はひたすら物語の世界にあこがれます。やっと、13才の時に京の都に帰りました。つてをもとめて物語をさがしますが、なかなか・・・やっと手に入れた物語を、夢中でよみふけります。この物語あれば、貴人の妻になることなんぞなんのその・・昼も夜も、ひたすら読みます。



 さて、ここからはももりのイメージの世界です。
源氏物語は紫式部によって、さしずめ、今の月刊誌の人気シリーズのように、読者に待たれながら発表されていきます。読者は、争って、手の込んだ高価な紙に書き写し、家の宝にと集めていきます。多くの物語、詩集が今日こうして残ったことは世界史上でも、けうなことだったでしょう。

 さて、ある日、源氏物語15巻とその当時の物語…今は失われています・・をそっくり貸してくれた女性…この人こそ母の姉…蜻蛉日記の作家ではなかったか???

 

 知る限りの歴史のなかに、作家をあてはめていくジグソーパズルのような楽しみです。そして…読んでいるのは児童書、きれいな絵やイラストがいっぱい。というわけで、ももりのあたまは、まるで色彩豊かな平安朝の宮廷にまよいこんでいるのです。

 当時、政治がみだれ、一歩、宮から外に出ると、追いはぎ、強盗、旱、水害、風害、はやり病い・・何しろ抜刀した賊が御所の東から西の門までかけぬけた、とか、女の叫び声でかけつけたら、女官が二人丸裸で震えていたとか・・・御所の中ですらそんなありさまだったと、当時の日記は書いているのです。危険きわまりない真っ暗な夜、怨霊やもののけが動き回り、一方では十二単の女性たちが夢の世界がひろげていた・・・んですねえ。

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コメント

くちかずこ様  そう・・・母と暮らしたよりはるかに長い年月です。そういえば義母とは28年。これはもうしっかり胃潰瘍。義母がなくなって一年で注射がなくなり、2年で薬がなくなり、3年で胃のあることを忘れました。今でも時々、胃カメラの時に潰瘍のあとがあるといわれます。人間特に、死に際はだいじですねえ。きれいにしにたいものです。が・・・・


kazuyoお様  小さなケーキ。三男もいれても一番小さなケーキがいい年になりました。息子たちが幼かったころ、3段のケーキを焼いてお友達もよんだ日もありましたのに。食べ物をほんの少し作るということにも心がけています:。

山桜様   本当に…よくぞ京都に生まれけり。ちょっと本に名前が出てくるとすぐにママチャリで行きます。何にもなくても、何にも残っていまくても、一人うーっとり。それにしても・・・・平安時代のまま残ったお寺や神社はガラーンと空間が広いです。神社でも東西南北どちらからでもはいれるようになっています。周囲は人家が密集。でも、元は、周囲の人家はなかったはず。広大な敷地にあったとおもうのです。

投稿: 山口ももり | 2019年4月 1日 (月) 08時51分

54回目の結婚記念日、おめでとうございます!
様々な日々の積み重ねの賜物ですね。

京都にお住まいで平安朝に遊ぶ、贅沢で羨ましい。
東京では、せいぜい江戸時代を偲ぶくらいです。
しかし、あと少しでまた新しい御代がやって来て、
今は長生きですから、大正、昭和、平成、? 
と4代を生きる方も大勢ですね。

投稿: 山桜 | 2019年3月31日 (日) 00時50分

54年目の結婚記念日、おめでとうございます。ご主人様が小康状態で居てくださるから、お心強いと思います。義理の叔母が先に逝って、もうすぐ1周忌です。叔父には叔母を大切にするように、何度も繰り返し、私が言っていました。
広く人材を集めではない時代のようですね。権力者の家か取り巻きの家に生まれたら、歴史に名が残る。それでも女性の名前は~ですね。

投稿: kazuyoo60 | 2019年3月30日 (土) 16時11分

54年、素晴らしい!
そして、その時、その場で、自分の人生を別の方法で彩る貴女の生き方にも敬服!
そして、時代の老いて行かれそうな危機感は、くちこも同じです。

投稿: くちかずこ | 2019年3月30日 (土) 15時59分

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