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2016年5月31日 (火)

多事多難

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 ももりは東京へ行くとき、新幹線から富士山が見えたら、「きっとうまく行く」と信じます。ずーっと、これはもうジンクスで、信仰でもあります。その日は、ぼーんやりした晴れ。
 でもでも・・・・富士川のうえには、くっきり・・・???とはいかないものの富士山の全貌が見えてるじゃありませんか。

 相棒をショートステイの送りだしたら、もう用事はありません。東京でゆっくりしようかと家を出ました。2時過ぎにはホテルにチェックイン。不忍の池、水上音楽堂の前の静かなホテルです。のおおんびりと周辺を散策。その後、息子の家と、事務所を訪問。お嫁さんのお手間入りのごちそうもいただいて。うーっとり。
 明日からは、緊張の3日間です。


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 3日間、何とか至らないままにつとめまして、できるだけ早く帰宅。相棒を迎えたのは、午後4時過ぎだったでしょうか。
 機嫌よく、あちこちに電話したりして、夕食の準備にかかった時、相棒が急に激しい痛みを訴え、車いすですぐに病院へ。そのまま緊急入院、手術となりました。

 あんまり、楽しい話でもないし・・・・でも・・・手術は無事におわり、後は傷口がふさがるのを待つばかりです。ご心配かけてまして、すみません。

 東京であまりよく眠れなかったから、今夜こそはと帰ってきたその夜、真夜中の12時から手術は始まりました。
待合室で待つ時間はのろのろ。「何にも言ってこないということは生きてるってこと。相棒のために、こんな真夜中に、何人もの先生が、頑張ってくださってる」と思いながら待ちました。2時間半くらい???「手術は無事、終わりました。あとは管を抜いたり事後処理です」との先生のお言葉です。

 相棒ときたら、気がついて最初に言った言葉 「又、死にぞこのおた」ですって。憎まれ口は死ぬまで・・・でしょうかねえ。皆さまにこれだけやっていただいてるのに、まああ・・・

 その、後一日おいて、息子の100か日。お骨も土に・・・・みいんな無事に終わりました。あ・あ・あ・・・・・

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 病院の待合室にあった本。これが・・・・面白かったのよねえ。
芥川龍之介の自殺前後の、昭和初期の有名な作家たちとの風景。三島由紀夫、志賀直哉、菊池寛、佐藤春夫・・・・。井上靖は・・・まだ出てこないなあ。ちょっと年代的に新しいのかしら。


 どうしても、文字を拡大できません。どうもどうも・・・

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2016年5月18日 (水)

井上靖の絶筆「孔子」

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 「孔子」井上靖の最後の長編です。絶筆といえるでしょう。やさしい語り口ですが・・・どうも場面描写が説得力にかけ、夢中になって読み進められません。しかし・・・孔子にとっての弟子との別れ・・・いやおうなくやってくる別れ・・・・時は流れ…すべては・・・歴史の中に韜晦されていく・・・・う・う・・・・・ん



 はやい・・・もう、100日・・・・突然やってきた次男の死


 ももりは、間もなく東京出張です。絵の会のお仕事で、責任ある立場です。
ともすれば感情におぼれそうな私を支えたもの・・・これは、案外、「この大役を何とか果たさなければ」という思いだったのかもしれません。


 あえて・・・・息子の話にはふれないできました。触れられるとブレーキがゆるむから。優しいお言葉すら、拒否・・・かわいくない母親です

 ももりは、バブルの頃、人様に言われるままに展覧会をしまくった時期がありました。やがてやってきたバブル崩壊。次々に展開していく展覧会の準備にお金を使っていましたから、収支はトントン。有名にもならず。お金持ちにもなりませんでした。


 押入れにたまるだけの絵を描く気力もなく、日々を過ごしてきましたももりを拾ってくれたのが今の絵の会です。もう、年老いて、人様の前に出たくないという思いは強いのですが、絵を発表できる場があることが、今のももりの活力源であることは間違いありません。
 息子の死で、もう絵をやめようと思いました。でも・・・・・以前に描いた絵、大きな空間だけは描けているのですが、どうしても焦点になる「なにか」を描きこむことのできない、未完成の絵が何枚もありました。その空間に・・・・見つからない、あてどない旅をするような人を描きこもうと・・・・ふと、おもいついて・・・・絵がももりにもどってきたのです。次回の出品作は、もう東京に送ってしまって手元にはなく、写真をアップするような気にもなれませんが・・・


 

 3日間は相棒をショートステイにあずけます。久しぶりの一人です。でもなあ・・・・・人混みは苦手やし・・・
 さ・あ・あ・・・・不忍の池の周りでも歩きましょうか。夜は久しぶりでTVでも・・・・朝はゆっくりとホテル食・・・・これすら久しぶりやもんなあ。

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2016年5月16日 (月)

フラフラフラ・・・・と・・・・

 京都・・・改めていいなあ!!!
「どこへも行けへんようになったら、日本を旅行するわ」なんて、生意気言って外国ばかり行きたがったももりですが、今はもう・・・・国内旅行もままなりません。 と、なると・・・・改めて見回しましたら、京の都・・・・いいのよねえ
 お天気がいいと、ママチャリでフラフラ。「へえ・・・こんなところに」という発見がいっぱい。


 今まで、どうにもわからなかったのが「応仁の乱」や南北朝の時代。応仁の乱では、京都の1/3が焼けた、といいます。御所の場所は転々とし・・・つまり・・天皇は都から逃げ出し、足利将軍家も地方を転々・・・京都は無法地帯だったのでしょう。

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 真面目にお勉強もしています。先日はお仲間と大阪天王寺美術館へ。素晴らしい密度の濃い展覧会でした。

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 井上靖・・・娘から見た父親、井上靖
改めて、読んでみたい本が何冊も・・・又また図書館へ・・・・お・お・お・・・忙しいこっちゃ。

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2016年5月 6日 (金)

千本閻魔堂の狂言見てきました

 春風駘蕩・・・・
♪♪   たのしや5月  草木は萌え、
      小川の岸に すみれにおう
      やさしき花を 見つつゆけば  
      こころもかろし   そぞろ歩き   ♪♪


 京都では、いにしえの名残をとどめる素朴な仏教の行事があちこちであります。今日は千本えんま堂の狂言を見ましょう。さああ ママチャリで。


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 狂言は室町時代、仏教のおしえを民衆につたえるために始まったとか。ももりのご近所の壬生狂言は無言劇ですが、こちらはセリフつきで、わかりやすい。下は、地獄へ送られる亡者と三途の川のてまえの鬼のかけひき。だれも地獄へ行きたくないから一生懸命ゴマかそうとする・・・は・は・は・・・・おもしろいなあ!!!


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下は「にせ地蔵」 どうも、最近いいことがない凡俗二人、お供え物がたっぷり手に入るとみこんで、地蔵に化けることをおもいつきます。紫の頭巾をかぶり、着物を後ろ前にきて、錫杖と宝珠をもって、・・・ハイ・・・うらがえすとお地蔵さま・・・はっはっは。そこへやって来る善男善女の素朴ないのり・・・いつの世も、人々の願いはかわいらしい。



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 土蜘蛛・・・源の頼光とその家来、渡辺の綱と平井なにがし・・・・と土蜘蛛の戦い蜘蛛の糸を飛ばすのがとてもダイナミックです。サ・ア・あ・・拾った糸を家にもって帰ります。いいことがあるんですよ。


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2016年5月 4日 (水)

スサノオノミコトに会いに

素晴らしい旅をしてきました。思えばフルーイお付き合いの友人の生家へ連れてもらったのです。ももりは彼女が、実は和歌山の古いもっとも格式の高い神社の娘さんだということを、つい最近まで知りませんでした。ことのはじまりは、古事記に興味を持ってのおしゃべりから・・・・
 「私の生家は、和歌山の神社え」
 「へえ・・・なんていう神社???ご神体は????」
 「須佐神社、ご神体はスサノオノミコトやで」
え・え・え・・・・・スサノオノミコトですって!!!彼こそは古事記の主人公!!!
どこかおかしく、聞き分けもなく、でも、めっぽう強い!!!



 和歌山といえば・・・京都よりはるかに古い。京都がまだやましろ(山背・・・山のうしろ)と呼ばれていたころのおはなし。ヤマトタケルは瀬戸内海を東へ東へとせめのぼり、難波へやってきます。更に攻め上ろうとしますがどうしてもうまくいきません。ナガスネヒコがたけだけしくて苦戦続きです。そもそも、太陽神をまつるタケルが太陽の方向、東へ攻めるのはムリというものがあって、南に方向を変え、海路、和歌山へやってきます。そこから北へ攻め上り、大和橿原に行きついた・・と、ももりの幼い知識は解釈しています。


 

 「スサノオノミコト・・・須佐乃男命・・・和歌山!!!」一瞬でのめりこみました。しかも、兄君であるご当主は考古学者だというじゃありませんか!!!
 「行きたあーい」というわけで・・・あつかましくも・・・実現・・・・も・お・お・・・感動でした。お天気もサイッコー!!!

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 スサノオノミコトは、今更ももりが説明するまでもないでしょうけど・・・腕白悪ガキみたいな神です。日本神話ならではのキャラクターでしょうか。


 親神様から、「アマテラスオオミカミ(天照大神)」は地上を治め、ツクヨミ(月読)は冥界を、スサノオは海をつかさどれ」と命じられますが、死んだ母親の棲む根の国に行きたいとゴーゴーと大声で無くわめくばかり。その声に応じて悪い神々も、怪しくうごめき始めます。それではならじと、アマテラスは、弟に天に上ってくることを許します。すざまじい馬力で登ってくる弟、スサノオを見て、自分の国を乗っとろうとやってきたのではないかと恐れたアマテラス。
 なんとか、害心はないと認められて天の国にいついたスサノオ、田んぼの溝はこわすわ、ウンチはするわ、神聖な織姫の仕事場の天井から皮をむいた馬を天井から放りこむわ・・・織女がひとり犠牲に・・とうとう困りはてたアマテラスは天の岩屋にかくれ、世の中は真っ暗に・・・・

 それに、当主の考古学者の先生にも直にお話しがきけて、こんなに楽しいことはありません。何しろ、ももりの古代史は小説仕込み。あることないことごっちゃまぜで、品のないことおびただしい。
あ・あ・あ・・・・こんな歴史講座が近くにあったらなあ・・・でも・・・妙な質問を遠慮せずにはさむなんてことはできないし・・・

 それに・・・その神社は先の朝ドラ「朝が来た」のロケ地になったみかん畑の持主のご親戚でもあります。そこへも連れていってもらいました。右の方へ歩いていくのは???宮崎葵さん???みかんの花の香りにつつまれて・・・海も美しく・・・感動でした。


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