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2014年6月27日 (金)

差し入れの本たち  Ⅱ

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 入院中の差し入れでいただいたのが、この2冊。
この本は連日の検査中に読了。丁度、小泉ハンから阿部さんに・・・失礼・・・政権が代わるころに書かれていまして、もはや過去。政治って結果論なんですねよねえ。まだ、この時点では小沢・・・汚沢???失礼!!!…なんかに期待しています。
 それにしても、歴史的な現実認識はわかりやすい。ともかく、日本は国連常任理事国入りなんて・・・・絶対不可能で、望むべくもないものにお金を使うより、将来に備えてもっともっとお金を大切にして、力をたくわえよう、将来に備えよという論調です・・・・マッタクー、そのとおり!!!
 
 


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 これもいただいた本。未だツンドクです。まもなく、抗癌剤治療で3日間入院です。その時はこの本が、軟弱なももりの無聊を慰めてくれるでしょう。今日は、又、図書館へ。村岡花子さんの本を探してきましょう。


 昨日から、教室を再開。まるで言うことをきかない子供達と、又、楽しく格闘しましょう。

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2014年6月26日 (木)

ストー婦人伝  村岡花子

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感動しました。児童書ですし、とても読みやすいです。
村岡花子さんの著作「ハリエット・B・ストー・」伝です。 「アンクルトムの小屋」で、一大センセーションを巻き起こし、リンカーンをして、「南北戦争を起こさせた人」と言わしめたストー夫人の伝記です。敬虔で知的なカルヴィン派の牧師一家に育ち、夫も牧師、後に大学教授になっています。25才で結婚し、7人の子を生みます。
 当時、残酷をきわめた黒人奴隷のありさまを見て衝撃を受けた婦人は、コレラによって死んだ自らの幼い息子の母親としての悲しみと、引き離されて売り飛ばされる黒人の子供達の母の悲しみを別のことと考えることはできませんでした。400万人の黒人奴隷、戦死者50万人をだした南北戦争・・・リンカーンの独立宣言は明治維新より6年前のことです。

 南北戦争は、圧倒的な南部優勢のうちに3年が過ぎ、にわかづくりの北軍が血みどろの勝利を手にする過程はリンカーンに描かれています。

 そこで思い出すのは「風と共に去りぬ」です。映画が有名すぎて、スカーレット・オハラの強烈な個性やビビアン・リーの美しさに目がくらみがちですが、原作は、あの激しい南北戦争を女たちはどう戦ったかったかを描いて、映画よりもさらに感動的です、

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 南北戦争はストー夫人54才の時に終わり、夫人は、自由にはなったけれども、無知で生きるすべもない黒人たちの教育や教会設立に献身し、自らは質素に暮らし、85才でなくなりました。

 村岡花子氏の伝記はまだ何冊か図書館にありましたから、さっそく借りてくることにしましょう。
「赤毛のアンと同じく、文章がとても美しいです。

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2014年6月24日 (火)

復帰第一日

 一昨日は絵の会の研究会でした。復帰第一日目といえるでしょう。こうもブログにあからさまに書いていますので、何人かは知っていられたようですが・・・・素知らぬ顔で復帰したかったのです。


 昨日は自転車で図書館へ。往復50分くらいでしょうか。須賀敦子さんの本をもう少し読みたくなったのです。

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 ももりの若いころ「ボヘミアン」って言う言葉がはやっていました。ボヘミアとの関係はしらないのですが、どこか「さすらい人」「放浪」というイメージがあり、ももりもロマンチックなあこがれを抱いていました。

 「根なし草はあかんよ。日本人であってこその放浪や」って言っていたお見通しの良い、大人びた友人もいて、彼女が積極的に海外へ仕事を展開しているのをうらやましくながめていましたっけ。
 須賀敦子のイメージはどこか・・・・どこか???根なし草です。外国文学・・・詩や文章を・・・・求め求めて、フランスからイタリアへ・・・仕事は主に翻訳・・・翻訳は創作に比べ、苦しく貧しい報われることの少ない仕事です。やがて帰国・・・・


旅はいい。放浪したい・・・・しかし、現実にやってしまったらどうなるか???
力もあり、鋭い感性、妥協しないゆえの孤独・・・・目先の見えない不安の中、友人たちとの濃密な交流を描いています。



 それにそれに・・・・どうですか・・・村岡花子さん翻訳の「ストー婦人伝」も借りてきました。「アンクルトムズ ケビン」の作家です。

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2014年6月21日 (土)

差し入れの本たち  Ⅰ

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 この3冊は入院中のお見舞いにいただきました。
須賀敦子・・・以前から、何度か手に取り、むつかしすぎると通り過ぎてきた作家です。この際、時間だけはゆったりとありますから、じっくりと読み終えました。 


ももりより、12年早く生まれた作家は聖心女子大学学士課程を終えて、フランス、イタリアに留学します。当時、外国留学できるのはごくごく限られたお金持ち。1ドルは360円でした。


 さぞや、華やかな留学生活とその後・・・・と思いますが…実体は、貧しく、地味で孤独・・・な学究生活です。
 ミラノで結婚。キリスト教系の出版社兼本屋に働き、活動家、作家、詩人・・・・貴族や貧乏人との交流をひそひそとささやくように綿々とつづっていきます。貴族階級と貧乏人、ユダヤ人とドイツ人。昔はオーストリア領であったチロル地方でのイタリア人蔑視。底辺にうごめく理解しいがたい貧しい人々の群れ・・・・作家いうところの・・・水の中で呼吸を止めるようにして次の不幸までを生き延びている。そして、それが、この人たちにとって唯一の可能な現実・・・と作家は言っています。


 
 もし・・・60年ほど遅く生まれていたら・・・・ももりだって留学したかったし、必死になって勉強したやろなあ・・・・・
 留学先は????やっぱり、北イタリアやなあ。エミーリア街道沿いの小さな町・・・イーモラ???フェッラーラ???アオスタかもしれんなあ!!!よく登場するボルツァーノは2度訪れています。スイスに出たり、フランスに出たり、オーストリアも近いし・・・国境って惹かれるなあ!!!スケッチは、ボルツァーノ

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2014年6月19日 (木)

退院10日

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 退院10日。相棒が「連れたろか」ですって。琵琶湖畔のホテルです。お昼のバイキング…お安いから贅沢とはいえませんが、琵琶湖とその向こう比良連山が何よりのごちそうで、お天気の良い日には時々行っていました。食べすぎなかったら、ええんやない???


 少し前、「お墓詣りに行くか」って言われて、やっぱりヤメ。「うん」といったもののなんとなくイヤになって「やっぱり行かへん」って言いました。ほとんどが車なんですけど・・・・
 昨日あたりから急に、「家の中ばっかりではやってられん」という気分がわいてきました。おとなしく、書道のお勉強ばかりでは・・・・少しウズウズ・・・・もてあます感じが自然にわいてきました。


 体って勝手ですねえ。
消化の良い食べ物をって言われていまして、でも、ヤッパリ食べたいのがお漬物。ひよこのエサみたいに細かくきざんだり、クッタクタに煮た菜っ葉とか・・・・少しずつお肉とか・・・・異常がないと「いける」とか言って喜んでいます。
 今日は、ドボ漬けをつくりましょうか。きゅうりや茄子・・・一番おいしい季節がやってきています。

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2014年6月17日 (火)

未完成の絵たち

 退院から8日です。まずまずは順調な仕上がり???でしょう。


 外の世界に全然目をむけないと、家の中って案外片付くものですね。静養も大事だけど、運動も大事と言われていますから、もっぱら掃除をしています。
 昨日は3時間ほど絵具で遊び、昨日は書を楽しみました。やっぱり・・・自分には絵や書が天職・・・・うれしいです。


 7月の展覧会の絵も考えないと・・・・ええい!!!!今までの絵を大整理しました。大きなゴミ袋に3ばい。捨てられない絵って案外すくない。クシュン・・・・



 捨てられなかった絵は主に、未完成の絵です。ももりは大体多作でしたから1枚出品するために3枚は描いてました。入院の前に何とかデッチアゲていた絵と比べると・・・・お・お・お・・・!!!・・・・生命力がちがいます。

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 当分、古い絵でいきましょうか。それも、未完成のまま・・・・大体、絵って仕上げるほど悪くなるもんなんです。

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2014年6月15日 (日)

桃  ご難!!!

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 相棒が丹波のお山から大きな桃の枝を持ち帰りました。先日、丹波一帯は大嵐で、突風が吹きまくり、大きな桃や柿の枝が折れて地面に落ちていたといいうのです。

 中京のわが家の桃の木も、今年枯れました。縁起でもない!!!
「ももり」の桃の木が枯れるなんて・・・・もう・・・40年ほども前になるでしょうか。赤白ピンク3色咲き分けの桃の木の鉢植えを買ってきて、花のあと、地植えにしておきましたらいつの間にか赤だけになって、それでも、毎年、雪柳の真っ白と隣り合わせで実にきれいに咲いてくれていました。道行く人もほめてくれていましたよ。それが・・・・今年は咲かないなと思っていましたら、まっ黒く枯れてしまったのです。

 ももり、書道界では桃里・・・の名前は、もう42年前、小坂奇石先生・・・書道界の神様的なお方です・・・・が、つけてくださった名前です。「桃里」「紅花」「蒼古」「光晴」の4つの中から選びなさいということで「桃里」にしたのです。
「お家に桃の木がありますか」と聞かれまして「はい」と答えましたが、実は、まだ小さな木でした。

 相次ぐ受難の桃の木ですが、さ・あ・あ・・・・桃の木を、もう一度植えるか????


 ももり復活はなるか????

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2014年6月12日 (木)

幽霊見たり 枯れ尾花

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 今回の入院と手術は、素知らぬふりをして日常に戻りたいと、ほとんど人様には言わずにきたのですが、今、少し気持ちが変わりました。
 というのは・・・・もし、同じようなケースで心配してらっしゃる方がいらしたら、「ぜひ早く手術をなさい。必要以上に怖れることはありません」と伝えたくなったからです。



 ゆうれい見たり 枯れ尾花・・・怖がってるとススキも幽霊に見える・・・という言葉がありますが、近代医学は本当に素晴らしく、痛みにのたうち回るということはありませんでした。もちろん、少しは、我慢もしましたよ



 先ずは、検査の結果を聞いて手術の予定を聞きました時、若いドクターが、じいっと顔を見ておっしゃいました。
「気丈ですねえ」・・・こちらとしては、できたものは仕方がない、取れるものなら、一刻も早く切り取ってほしい…というだけだったのですが・・・・
 「どうして、毅然としてられるんですか」って聞かれまして・・・
検査期間に読んでいましたのが、井上靖「氷壁」です。厳冬の穂高、前穂高の岩壁に取りつく男の孤独な戦いを執拗に描いています。
 「ちょっと次元が違うかもしれませんが・・・・私は若い娘の頃、一人でアルプスとかを歩いていた人間です。たった一人で自己と対峙したい・・・・と、そんな気持ちです」なあんて…これはちょっと、「氷壁」に影響されてのエエカッコーな応えでした。ハ・ズ・カ・シ・・・・

 相棒は 「痛かったらなきわめいてもええでえ」っていってましたけど、取り乱したくはない・・・とは決めていました。息子たちのためにもね。・・・サムライやなあ・・・ですってさ。

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2014年6月11日 (水)

帰ってまいりました

 皆様、本当に心配をおかけしました。
皆様からいただきました暖かいお励ましを心より感謝しております。昨日、退院しました。当分は、のらくらしていろとのことですので、家でゆっくり過ごそうと思っております。

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 ももりは大腸がんを切り取ってもらいました。近代医学って本当にすばらしい!!!!自分の腸にできたできものを何種類かの器具がバッサリ切り取るところを自分の目でしっかり見ましたよ。大きなハサミ状の器具があらわれ、歯が130度くらいに開いたかと思うとバシャっと・・・・音がしますが痛みはなし。

 こぶし大の潰瘍は別に腹腔鏡で切ってもらったのですが、こちらは全身麻酔でゼェーンゼン意識なし。本当に医学ってすごい!!!
 たまたま、ノルマンジー上陸70周年とかのことで、戦場での酷い状態・・・泥水の中で麻酔もなく、苦しんで死んでいった若者達の映像をみましたが、こちらの天国のようにいきとどいた治療と善意の中の手術を、本当に申し訳ないような気がし、感謝しています。


 とりあえず、今、痛みはなし。73年間にたまった腸の汚物を大掃除をしてもらったのですねえ。とても、チャーミングな若い先生や看護婦さんたち、本当にありがとうございました。

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