« 囚われ人 ピカソ・・・とジャックリーヌ | トップページ | くさるほどの財産の行方 »

2013年3月16日 (土)

ビル・ゲイツはマリー・テレーズに惚れたか

 1997年、NY、クリスティーズのオークションで、55億円。史上最高の価格でピカソの「夢」を買い取ったのはビルゲイツ。男はやっぱりピカソが好きなんやねえ。絶対的な支配欲・・・破壊欲・・・男達は、支配や破壊や陵辱や軽蔑、人を見下す・・・が・・・大好きなんやろなあ???なにしろ、ピカソはそれらの権化やったんやから。下は、ビル・ゲーツが買った「夢」モデルはマリー・テレーズ

Picaso_028_2

1977年、ピカソの死後4年。マリー・テレーズはガレージで首をつりました。ピカソの生前もずーっとわずかな送金で生活していた彼女には、送金が途絶えた時がありました。ジャックリーヌの悪意です。

 生活に困ったマリー・テレーズは自分の持っているピカソの作品を売ろうと考え、サインをしてもらうべく画商を通じてピカソの元に持ち込みました。「アア、いいとも。署名をしておこう。ここに置いて行きなさい」
しかし、これは大変な失敗でした。作品は戻ってこず、送金もないのです。弁護士を立てて、数ヶ月、やっと送金が開始されました。すこし、増額して・・・ピカソがその時、マリーに、これ等の作品を売らせまいと送金を開始。その時書いた書類が、後、作品がマリーのものであるという法的根拠になりました。

 そんな目にあわされたのに・・・マリー・テレーズが死んだのは、ピカソと会って、50年目、67才でした。ピカソの死後4年です。娘、マヤは「母を死に追いやったのは、父の死だけではないのです。それ以上のずっと大きな何かです。母は、父が、あの世で一人ぼっちでいるのに耐えられなかった」・・・最後まで、ピカソの愛を信じたマリー・・・・最後まで「結婚するならお前」なあんて言ってたピカソ・・・あ・あ・あ・・・なんとかわいらしくいじらしく哀しい!!マリーの純情。ピカソ・・・憎し!!!
 


 ビルゲイツはそんな事を知って、マリー・テレーズの「夢」を買ったんやろか


 何冊かの本を読んでこの記事を書きましたが、本によっては多少の齟齬もあり、又、絵のスタイルはきれいに分けられるものでもないことを言い訳にしておきましょう。ピカソの絵の価値は長い歴史の前に、変わっていくか???
 便所の落書きでも、ピカソ様が描いたとなれば、芸術か???

 

|

« 囚われ人 ピカソ・・・とジャックリーヌ | トップページ | くさるほどの財産の行方 »

コメント

ちゃぐまま様  美術関係の情報を資料として集める仕事・・・凄い!!!色々間違いがありましたら教えて下さいね。私は、「自分の目しか信じない」ということをモットーにしています。イヤハヤ、・・・笑わないでくださいね。描くという行為はそうであるべきだとおもうのです。人の言うことを受け入れていたら絵は描けません。


浜辺の月様・・・絵は結局、作家自身だと思います。この後に当時の絵描きの絵も少しアップしました。彼の絵とはそれぞれ全然違いますよね。なんだか、ホッとします。

kazuyoo様  穴居kぅ優しさってものが欠けてたのよねえ。

投稿: 山口ももり | 2013年3月19日 (火) 09時36分

ボランティアで美術関係の情報を資料として集める仕事をしています。
そこにあったのが、マリーテレーズを描いた「窓辺に座る女」(1932年)の落札記事。それが2月のオークションで42億円。
ここにある「夢」のようなピンクの肌、夢見るような幸せな表情、全体的な軟らかさはなく、乾いた感じの絵でした。感動を呼び起こすことはありません。
ビルゲイツは素晴らしい買い物をしたと思います。

「ももり塾で勉強」をしていたので、マリーテレーズの名から、ああーあの頃・・・なんて、とても楽しみが増しましたよ!ありがとうございます。

投稿: ちゃぐまま | 2013年3月18日 (月) 20時27分

誰でも欲しがりそうなこの絵。
ビルゲイツだから買えた・・・のかな。
私もこの絵は大好きです!
ピカソの周辺のドロドロしたものが微塵も見えない
この絵。
「夢」というタイトル以外に考えられないような
幸せそうな絵です。
ピカソもマリー・テレーズもこの瞬間は、とても
幸せだったに違いありません。

ジャクリーヌに「軟禁」されたピカソは、結局は
それからは逃れられなかったのですね。
それまでの悪行にエネルギーを使い果たしたのかも
しれませんね。

ピカソが愛人を次々に変えていったとはよく聞き
ましたが、それもピカソの「偉大さ」の前にかき
消されていった気がします。
ピカソのそばにいた女性達には、信じられないような
人生があったのですね。
ピカソは、人間としては許せません。
でもみんな画家として許してしまうのでしょうね。

ピカソの見方は変わりましたが、でも絵はやっぱり
素晴らしいですね~。

投稿: ちゃぐまま | 2013年3月18日 (月) 00時17分

ピカソに関わった女性はみんな可哀想です。
ジャックリーヌも酷い女だなーって思っていたのに、自殺したんですねーー。マリー、若くてピカソに振り回された人。こんな純粋な若かったマリー、可哀想ですねーー。ピカソが死んだ時67歳、自分の人生をやり直す気持ちにすらなれなかったのが悲しいです。悲しすぎます。ビルゲイツさんが、こういういきさつを知っていて絵を購入したのかどうか?と思いました。55億円なんて想像も出来ない金額です。

投稿: 浜辺の月 | 2013年3月17日 (日) 00時55分

55億円ですか。多額すぎて実感が湧きません。
ビルゲイツさんが、ももり様と同じほどピカソの事をご存じだと良いなと思います。
作品は作品、良いものは良いのはもちろんですが。

投稿: kazuyoo60 | 2013年3月16日 (土) 10時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビル・ゲイツはマリー・テレーズに惚れたか:

« 囚われ人 ピカソ・・・とジャックリーヌ | トップページ | くさるほどの財産の行方 »