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2013年2月27日 (水)

ピカソ 16才から20才 早熟な青春 放蕩無頼

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 14才で、バルセロナのロンハ美術学校へ。そこでは父が教師でしたが、もう、学ぶことはないとふてくされ、売春宿に入り浸ったといいます。マドリッドへでて王立美術学校へ入学。年齢が足りないのをごまかして受けた試験は審査員を驚かせる出来でした。ピカソの自分の能力に対するゆるぎない自信は、その後の91年の生涯に一度もゆらぐことはありません。


 その後の生涯をみても、彼のランランと輝く強い眼差しや彼独特の言葉は、常に仲間を引き寄せます。マドリッドでは、国立美術館で多くの古典に触れ、又、パリでにぎわっている印象派などの刺激も受けて、パリへ出ようと決心します


 初めてのパリ行き。同行は同い年のカサジェマス。1900年、19才を目前にしていました。
 カサジェマスは、裕福なユダヤ人の気の良いボンボンで、気弱で一途な絵描きで詩人でした。若い二人は、パリでたちまち、それぞれ恋人ができます。カザジェマスにはスペイン女性ジュルメール、ピカソにはオデット。精力的で欲望をもてあまして、女にはスレているピカソと違い、カサジェマスはジュルメールにのめり込み無理心中をはかります。たまたま、ピカソはその時、バルセロナに帰っていました。カサジェマスは友人を呼んで、食事をしている最中に拳銃で女性を撃ちます。が、弾は女性をそれ、自分は死にました。カサジェマスの母親も、それを聞いて急死。上はカサジェマスを描いた「生」


 パリへ戻り、カサジェマスのアトリエへ引越しをした彼は精力的に描きまくります。パリで最初の展覧会も開きますが、絵は売れません。貧しく、食い詰めて、道化師や病人、障害者などを描いています。下は1901年、20才の自画像  カサジェマスの恋人ともやるっていうんだから・・・もう、やっぱりイヤ!!!
 しかし、「青の時代」と呼ばれる天才的な鋭い描写の作品は、この頃から3年程の間に描かれ、結局、彼の生涯を通じての、動かしようのない技量と感受性と能力を歴史に刻み付けました。


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 放蕩無頼のピカソの早熟な青春です。その後、「洗濯舟」と呼ばれる安アパートに移ります。まだまだ、貧しさは続き、自殺も考えるほどでしたが、この切ない試練こそが彼を世に出したのかもしれません。

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コメント

浜辺の月様   貴女のところへ上手くコメントできないのですよお。ごめんんなさい。当分、ピカソ・・・書きつづけるつもり。は・は・は・・・だあれも読んでくれなかってもね。貴女一人でも読んでね。

投稿: 山口ももり | 2013年3月 2日 (土) 08時46分

こんばんは。
ピカソ講座うーーーんと唸りながら読んでいます。
ピカソは本当に天才だったのですね。
でも貧しかった・・・・・・。
その貧しさがその後の彼を登り詰めらせたのでしょうね。
子供の時の目がパッチリしている少年が、甘やかされ放題だったとか、うーーーん考えさせられますね。
子供を育てることや、接することなども考えさせられます。
ピカソ講座続も読みたいです。

投稿: 浜辺の月 | 2013年3月 1日 (金) 18時20分

kazuyoo様 本当にしんどい間は病院には行かない方が良い???本物のインフルエンザの患者だっているでしょうし・・・それにしてもお医者さんや看護婦さんってえらいなあ


ちゃぐまま様  しばらくじっくりピカソのこと、まとめて
みたいと思っています。あえて、写実というか、具象画に絞って取りあげたいと思うのです。キュビズムとか、アッサンブラージュとか・・・若い頃からピカソの絵の解説をイヤと云うほど読みましたけど、もう、イヤ。評論家ってムツカシそうな言葉つかうけど・・・モウ、、、ウンザリ。

投稿: 山口ももり | 2013年2月28日 (木) 09時09分

とってもわかり易い「ピカソ講座」です。
青の時代は、私には生きることに苦悩を抱えた青春に
見えて、心をえぐります。
自画像も素晴らしいと思います。

「ピカソ」の続きはあるんですか?

投稿: ちゃぐまま | 2013年2月27日 (水) 15時26分

天才の画家も、なんだか暗い絵です。
世に受け入れられてこそなのでしょう。絵も書も物語も彫刻も、見出す力のある人との出会いを待ってるのでしょうね。
待合室での苦しさ、それなりに経験があります。1分が無限に続く気がするのに、何の処置もしてもらえなくて。(泣く)

投稿: kazuyoo60 | 2013年2月27日 (水) 10時59分

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