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2013年1月15日 (火)

活字大好き

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 このところ、引きずり込まれるように読む、という本との出会いがありません。


 先日、図書館で借りてきたエッセー集に面白い文章を見つけました。
柳沢桂子氏の「いのちのざわめき」からです。柳沢氏は植物学者の娘。コロンビア大学大学院卒。若くして病にたおれ、詩人。生命科学の著作を世に出した方と云うことです。


 ・・・人間の子供が男女の接触によってできるということは、かなりわかりにくいことであったようである。妊娠から出産までに10か月もの期間があることが、この因果関係をつけることを困難にしていたらしい。・・・・略・・・
 人間は男女と妊娠の関係に気づき、さらの子供が親に似ることにも気づくようになった。紀元前400年には、ヒポクラテスは、からだの色々な部分が何かの物質を作り出し、これが親から子に伝えられる為に子供が親に似ると考えた。
 アリストテレスは、紀元前350年ころ、子供は月経血が精液によって固まった凝固物から発育するもので、人間の霊魂は受胎後5日目に子宮の中に入ると考えていた・・・・


 遺伝子を人工的に作り出すような現代になって、果たして人間って幸福になったんやろか???



 それにしても、紀元前、3000年以上も前、ミノタウロスは牛と人間のあいのことして生まれたんやネエ。クレタ島のミノス王は、お祭りに、ゼウスから借りた白い雄牛を、あまりに美しいものですから返さなかった。別の牛を返した。怒ったゼウスは、お妃が雄牛に恋するようにしむける。大工ダイダロスが作った牝牛の作り物の中にはいって、思いを遂げたお妃が生んだの子は、上半身は牛、下半身は人間・・・ピカソがせっせと描いています。


 新しい科学が、牛と人間のあいだの子を作り出さないことを祈ります。

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コメント

考えただけでも恐ろしいですね、
でもひょっとして・・・そうなるかも!
今の科学は凄いですよね、
皮膚の細胞から臓器を作れちゃうんだから

投稿: nyar-nyar | 2013年1月20日 (日) 17時08分

ミノタウロスと八坂神社の仏神「牛頭天王(=素戔嗚尊)」は、発祥になにか関係があるのかもしれませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年1月16日 (水) 21時18分

kazuyoo様   癌になっても手術後21年も命ながらえてる・・・ちっとも存じあげませんでした。本当に命を細やかに観察していつくしんでいらっしゃる様子にも、そんな事情があったのでしょうね。お大事になさってくださいませね。

投稿: 山口ももり | 2013年1月16日 (水) 08時32分

柳沢桂子さんを何度かテレビで見ました。惜しい方です。
同じように癌になっても手術後21年も命ながらえてる私、些細な偶然なのかと思います。
遺伝子レベルでは、ごく近いのでしょうけれど、自然発生は別として哺乳類を作り出してほしくはないですね。
新種の綺麗な花なら大歓迎です。恩恵にも浴してますし。

投稿: kazuyoo60 | 2013年1月15日 (火) 11時41分

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