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2012年11月11日 (日)

ロートレックと古都アルビ

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 日が落ちる・・・ 


古都アルビ、ここは2泊。ロートレック美術館もあって、ロートレックの町として知られています。

 美しい赤レンガの町、アルビ・・・ホテルの横を流れるタルン川は水がまっ茶色です。アルビの名門貴族の嫡男としてロートレックは生まれました。1864年のこと。


 両親はいとこ同士。名門ゆえの血の濃さを代々重ねています。財産の散逸も恐れたのでしょう。しかも、もう、彼の時代、貴族社会華やかな時は過ぎ去っていました。父親は狩りと乗馬を好み、時に奇驕な行動にはしり、珍しい衣装に凝ったといいます。「小さな宝石」と呼ばれて、両親の愛を一身に集めて成長していた彼に、やがて・・・悲劇が・・・訪れます。


 8才で椅子から立ち上がろうとして転倒、左大腿部を骨折。更に翌年、ピレネーの湯治場で散歩中、今度は左大腿部を骨折。両足の発育は止まりました。胴体は人並みに成長しましたが、顔も変貌し、父親は彼を、家系の恥と扱うようになりました。やがて両親の離婚。


 彼はパリに出て、娼館に入り浸ります。彼の青春を救ったのは絵を描くことでした。ショーのポスターとして、俳優や踊り子を大胆に配置した彼のポスターは人気が出ました。しかし、彼の母親は彼の絵を全部買い取り、売ることは無かったといいます。売らなくても食べていけた・・・からかもしれませんが・・・


 1901年、37才で亡くなりました。死因は梅毒・・・美術館のガイドは結核といいましたが。下スケッチはロートレック美術館の中庭。説明が長くてスケッチできず・・・


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コメント

ちゃぐまま様  パリからは、さああ・・・TGBでもちょっとかかるでしょう。でも素晴らしい町ですよ。ホテルもタルン川沿いのとても良いところでした。夕陽も素晴らしく・・・もう一度行く機会があったら、今度は橋を渡らずに川沿いを歩こうと思います。

投稿: 山口ももり | 2012年11月19日 (月) 09時25分

ももりさんがずっと行きたかったところですね。
母と子の愛情、父親の冷酷さ、辛い話です。
パリから離れているのですか?

投稿: ちゃぐまま | 2012年11月17日 (土) 23時58分

kazuyoo様  フランスはホント、とてもきれいです。高速道路脇に宣伝広告一切なし。ゴミも落ちていません。もっとも・・・小さな町の小路には犬の落としものが・・・は・は・は・・・フランスのホテルでははだしはやめましょう。あの、民衆の無知と暴力を肝に銘じたフランスは、日本の土地の個人的な好き放題な使い方よりも、よっぽど規制しているようです。

おばさん様  私は活字大好き人間で、子供の頃から「世界名作全集」にドップリ。フランスって、美術だけじゃなく文学も凄い!!!「レ・ミゼラブル」を読み返しています。フランスの歴史は華麗で残酷です。歴史って大体残酷です。

投稿: 山口ももり | 2012年11月12日 (月) 10時43分

ず~ッと読み逃げでごめんなさい
拝見してなるほど・そうだったのか・・・と
少しずつ理解できるようになりました。
遡って見直しもしています。わからない点は。

投稿: おばさん | 2012年11月11日 (日) 22時55分

血の濃さは上流社会にはですか。
ロートレックが酒場の踊り子を描いた?のも、不幸な生い立ちのためか、必然だったのか。
大陸を流れる川で澄んだ川は珍しいでしょう。茶色の土を通る場所があるのですね。
現在、自由に生きられる、どんなコース選択でも、何かの囲いの中なのかもしれませんけれど。

投稿: kazuyoo60 | 2012年11月11日 (日) 11時51分

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