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2010年10月30日 (土)

書道教室から

Kameoka1 


「文化」と云うのが、今月の課題・・・が上手く書けないスバル君。「もう、止める」と言って、畳の上にひっくり返ってしまいました。 

 「それなら、鉛筆をやったら???」って言いましたら
「道具持ってない」
「ほな、貸すから」
「イヤ。おばあちゃんの責任や。おばあちゃんが、今日は筆にしときって言うたんやから」
 

 さ・あ・あ・・ももりが怒りました。
「おばあちゃんが悪い???何言うてんのん。おばあちゃんがゼーーンブあんたの世話してくれてるんやないの」
「おばあちゃんが悪いっ!!!おばあちゃんの責任!!!」
「何言うてんの。悪いのは自分。人のせいにしたらあかん」

「おばあちゃんの責任や」の1点張りです。パーーンと膝をたたきました。
さ・あ・あ・スバル君の目の色がかわりました。きーっと必死でつねってきます。
痛いけど、負けてはいられません。体も丈夫でなくご主人を早くに亡くされたおばあちゃんが、いつも送り迎えをしていてくれるのです。

 意地っ張りのこんな男の子を、誰がおさえる???父親のいない家庭ではむつかしいでしょう。
でも・・・好きなようにさせておいては良くないに違いありません。

 それでも、次の週にはすっかりご機嫌で来てくれるスバル君。大好きですよ。

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2010年10月28日 (木)

もう一考えて

 ももりは小さな書道教室をしています。


先日のこと
「今日は はよ帰らなあかん。パパに会いに行くんやから」
「う・う・・ん???パパって遠いとこで働いてるのん?」
「ううん・・・センセ・・・パパは別のとこに住んでんねん」
「ん・・・?」
「だから、こっちに帰ってきたんやんか。おばあちゃんとこに・・・」
「ママも一緒に行くのん???」 
「ママは、もう、パパには会わぁらへん。せんせ、これ言うたらアカンね」
うーうーーーん。優しいパパだそうですのに・・・
ももりは思うのです。女一人で子育てなんてできるのでしょうか。子育ては本当に大変です。


 Kameoka


ももりの教室は、今では本当に子供は少ないのですが、その生徒の1/3が母子家庭であることに愕然としました。かつて、ももりの生徒であった母親達の子供で、本当に孫のような気がします。
 どのケースでも、おばあちゃんが世話をして、母親が働いています。

  今の子供達、とても可愛いですが、本当に言うことをききません。学級崩壊ってこういうのを言うんやろか、って思うことすらあります。先日も小学3年生とけんかをしました。
序列というか・・・・やっぱり強い父親、母親が父親を持ち上げる・・そんな序列がどうしても必要、と・・・ももりは思ってしまうのです。スケッチは先日の亀岡の祭り

 

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2010年10月27日 (水)

四明展と古今和歌集と・・・  

Simei

 昨日から・・・京都工芸繊維大学OBのグループ展です。匆々としたキャリアを誇る方々ですよ。ももり以外は・・・・


Jidai


  昨日、「四明展」の飾りつけを終えて、甲南女子大へ。キラキラ輝く、もはや晩秋のような陽射しの中、六甲山麓の素晴らしいところに大学はありました。

 甲南女子大学図書館で確認された、全首そろった最古の古今集写本が一般公開されています。

 古今集といえば、「やまと歌を大和言葉で・・」・・歴史上、始めて日本の仮名文字で編まれた歌集です。それまでは、公的には漢文が使われていました。仮名文字は女文字とも言われ、私的な日常生活には使われていましたが、古今集は、醍醐天皇の勅命ニより、古今の名歌を集め、抜粋して日本の文字で書かれた詩集の最初のもので、文学史的にも価値が非常に高いものです。 

 ももりの前半生は書道界でした。若かったし、ゾッコンで夢中でした。
書に取り組んだ父が56才で死に、父の師匠であった谷邊橘南の門下にはいりました。何しろ、師は国立博物館で複製を作成したという人物です。「一帖5年」徹底的に指導されたのは関戸家に伝わる古今集でした。ともかく、そっくりに書く・・・墨も紙も筆も、硯すら一級品でないと、平安朝の古筆のそっくりはできません。古い文化のピュアな厳しさ、凄さをうかがい知りました。


 それにしても・・・若いお嬢さん方・・・なんて、きれい!!!なんて伸びやか!!!
スクールバスに乗り降りする時も「お世話になります」ですって、うれしいなあ!!!

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2010年10月26日 (火)

スケッチ 時代祭り

Maiko


行列、上のスケッチの右端、「出雲の阿国」がご近所のマヨマヨちゃん。何てかっわいい!!!モテモテの一日だったんですって。


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  下、楠公上洛

Jid42

 

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2010年10月23日 (土)

明治維新の元勲たちを見てきました

Jidaisaiyou


 時代祭りに行ってきました。ご近所から二人参加しますから、これは、見なくっちゃ。
 明治維新のなる前、長州藩に加担していた七卿がみやこから追放されました。行列は七卿落ちのお公家さんたち
 その後の禁門の変・・・京都の大半が燃えたんですよねえ。その時の被災地域も調べてみたいです。
坂本龍馬や中岡慎太郎、西郷吉之助、木戸考允、高杉晋作、吉田松陰も歩いてました。
「可哀そうに、このあと、打ち首になったんやねえ」


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Jidaiketu


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 日頃、やんちゃなマークンも、今日ばかりは神妙です。同じ格好をみんながしてるもんですから、どれがマークンだかわからない。そこで「マークン!!!」って大きな声でさけびましたら、チラットと反応が・・・・は・は・は・・・やっぱり

 あとで、又、怒られるやろなあ。


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2010年10月22日 (金)

まだまだ・・・藤村

Touson002


 もとの木は 生いや茂れる 
 枝はなほ 影をやなせる

 われもまた 渚を枕
 ひとり身の浮寝の旅ぞ

 実をとりて 胸にあつれば
 新たなり 流離のうれい

 ご存知、「椰子の実」
この歌を知らない人はいないでしょう。美しいメロディーとともに、つい口ずさむ歌です。
 

 でも、この歌、藤村自身が椰子の実と同じ境遇なのでしょう。誇るべき生家は没落。一家は離散・・・自らもまた放浪・・・元の木は・・・・古い生家の繁栄・・・家族も自らも・・・・椰子の実の如く・・流れ流れて流離の果て・・
 そう知ってから、この詩を読めば・・・ウルルときてしまいます。

Touson


 「夜明け前」は、ほぼ読了しました。「家」を読み始めています。
これは一層、暗い。一家の没落と狂気の遺伝??
 それに詩集にはたくさんの女性の名前が・・・これは一体???藤村に魅せられた女が一人、ここにもいます。

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2010年10月21日 (木)

再び、藤村

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 ももりがショックを受けたのは・・・「夜明け前」の中味以上にその年譜です。 

 藤村の年表によりますと、・・・まあ見てください 
  
  9才   兄と友に上京 
  12才  英語を学び始める
  14才  父、郷里の座敷牢にて狂死 
  16才  洗礼を受ける
  21才  教え子を愛して自責の念から関西へ漂泊の旅に出る 教会から脱会
  23才  馬籠の大火で生家焼失
  24才  母 死
  27才  結婚
  28才  長女生  
  30才  次女生  
  32才  三女生  長男生
  33才  三女死
  34才  次女死 長女死
  35才  次男生
  36才  三男生
  38才  四女生・・・産後の出血で妻死
  39才  姪(次兄の娘)家事手伝いにくる
  41才  姪との関係清算のため、フランス行き
  43才  リモージュ パリ その後ロンドンへ44才で帰国。この後、早稲田、慶応にてフランス文学を講じる
  48才  姉、精神を病んで死
  50才  婦人解放のための雑誌「処女地」創刊したが、56才で同人の女性と再婚


  23才頃から詩を発表し始め、やがて小説に転向。「破戒」を自費出版して認められるのが34才。極貧の生活の中、次々に幼いものが死んでいきます。つらい・・・あまりにも切ない、重い人生が、こんな傑作を生みだしたのでしょうか。 

52才の頃、大火ですっかり焼け落ちてしまっていた馬籠本陣の跡地を購入。今、藤村記念館になっているといいますから・・・もう・・・行かなくっちゃ!!!スケッチは奈良、室生寺から800メートルの風穴神社

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2010年10月20日 (水)

室生寺・・・・・ひとり・・

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 好きな時に、好きな場所でしゃがみこんでスケッチ。にぎり飯2つ持って・・・なあんて自由。3番目は国宝、金堂

 奥の院まで・・・450段・・・・あ・あ・あ・・・・若い頃は、歩くなんてヘッチャラだっったけど・・・

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2010年10月19日 (火)

ふらり ひとぉり 室生寺

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 「女人高野」室生寺へ、フラーリと行ってきました。好きなところでしゃがみ込んでスケッチ。のおんびり、のんのん・・・
 きっかけはブロ朋、奈良にお棲まいのお方のブログ、大野寺の磨崖仏の記事。大野寺が近鉄「室生寺大野口」っていう駅から5分っていうじゃありませんか。これは・・・もお・お・お・・・スケッチは室生寺

 何年???も生きた杉の大木が凄い存在感です。。先年の台風で、杉が倒れて塔が壊れた、のは記憶に新しいですけど・・・その倒れた杉の木の小さいのに軽いショックをうけました。周囲に一杯ある大杉が倒れたらどうなる???
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 大野寺の磨崖仏・・・ももりの目ではこんな風でした。多少近視???老眼???はっきり見たい方は奈良のお方のブログガあるのですけど・・・今、申し込み中です。

どうも上手くトラックバックできません。ページ左の酒徒善人様からならいけます。ゼヒゼヒ

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2010年10月15日 (金)

「夜明け前」・・つづき

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 最近のももりにしては、早いスピードで読み込んでいます島崎藤村「夜明け前」。よくこれほどの膨大な資料が整理できたか・・・と思うくらい、時の流れがよどみなく描かれていきます。 

 今、正に、天皇も東へ遷られ、江戸も「東京」にかわりました。
全てが根元から変わっていきます。一方は「時代を得て」発奮し、一方はおちこぼれていきます。
馬籠の本陣にして庄屋、問屋を兼ねていた青山家、馬籠を開いた先祖を思いつつも、威張り散らした不条理な徳川体制からの脱却に期待する主人公。島崎藤村の父親がモデルです。間もなく4巻。主人公、青山林蔵は精神を病んで次第に狂っていきます。藤村の、どちらの体制にも偏らない近代的知性を感じます。

 ゆっくり馬籠と妻籠に行きたくなりました。時刻表なんかを見ても、なんだか行きにくいみたい。1時間に一本しか汽車がない???あ・あ・あ・・・車がころがせたらなあ!!!その内に・・・そのうちに・・・スケッチは旧白馬登山の宿

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2010年10月14日 (木)

ふらり・・・ひとり・・・も、いいものです

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 あまりにも朝から気持ちよく晴れ上がったものですから・・・・フラッと、山を見たくなって・・・琵琶湖バレーに行って来ました。JR志賀駅から送迎バス、ゴンドラ往復1800円(片道900円)
 たった5分で打見山と蓬莱のあいだへ。琵琶湖がきれい!!!スケッチはゴンドラ


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 もごもごと、頼りない膝で、ヨチヨチでのぼった蓬莱のテッペン。手前は国土地理院の蓬莱山頂三角点。1174,2Mとあります。
 若い日々、何度この頂点に立ったことでしょう。今はすっかり整備されたスキー場のこの蓬莱山頂も、昔は、一面熊笹に覆われた坊主頭でした。霧にまかれると方向が見分けにくく、3度も迷ったこともあります。
 小女郎ガ池へも行こうか、と下り始めたのですが、遠く、はるかに光っている池らしいのを見つけて断念。あ・あ・あ・・・・走るようにして行ってたなあ。
 でも・・・あんなに山に夢中になれた青春を持てて・・・今でも山にあこがれているって、し・あ・わ・せ・・・です。

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 ゆっくり、のおんびり・・・人気の少ない琵琶湖バレーを満喫しました。紅葉はまだ少し先でしょう。スイス料理のバイキングもありました。1500円・・・まあまあ、お花畑を見ながらこのお値段で・・・結構でした。

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2010年10月 8日 (金)

彼岸花

Higann


 先日行った比叡山坂本の写生会。彼岸花が満開でした。
彼岸花って別れの花なんでしょうか???

 今、島崎藤村「夜明け前」第一部上下読み終えました。あと、文庫2冊、残っています。
う・う・・・ん!!!凄い力作、大作です。最近の幕末ブームで、ももりも多少は知識が増えてますので、当時の出来事の流れが、まあまあ、頭に入ります。文章が多少古くて、読みつらいですけど・・・・
 図書館で借りてきて読みましたけど、やっぱり、古本屋で買ってきました。一杯、落書きしたいから。
さ・あ・あ・・・今から、本の地図に色をつけましょう。
 

 例えば、龍馬、とか、慶喜とか、高杉晋作とかを主人公にした本は、局部的に詳しく書かれていて面白いのですが、こちら「夜明け前」は山深い馬籠の本陣、庄屋の目、中仙道の往来する旅人から、大きな時代のうねりを、俯瞰するようにとらえています。よーーーっくわかります。明日に続きます

 

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2010年10月 7日 (木)

映画 トルストイ最後の旅

 「終着駅」  トルストイ最後の旅・・見てきました。

Torusu

 文豪トルストイ・・・若くして世に出て「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「復活」・・何冊か、ももりの本棚にもあります。あまりにも理想に奔りすぎた・・・そして、あまりにも売れっ子になり過ぎた文豪トルストイ。
 ヤースナヤ・ポリヤーナ・・・トルストイの住んだ領地の映像がすばらしい!!!ももりは、8月のシベリア鉄道に26時間乗ったことがあります。美しい!!!タイガ・・・シベリアの森林地帯は明るかった。スケッチはロシアの教会
 

 50年連れ添った妻ソフィアとの結婚生活。彼が売れない間は幸せそのものの家庭でした。彼女が「戦争と平和」の清書を7回も書き直したといいます。売れてしまって、マスコミに追いかけられる老作家。清貧に憧れて、全ての財産を民衆に・・・と、空想します。それにつけこむやつもいる。豪華な伯爵家の実生活、偶像を演じなければならない偽善に悩む作家。一方、妻は現実の生活を守りたい。
 「清貧」とは・・・・命がけ・・・家族の犠牲をともないます。

Torusut

 思想も理想もお金を必要とします。老いた作家の著作権。神の愛を実行したい老作家のおとす莫大な著作権料を手にするものは誰か???作家をカリスマとする平和団体か???それとも老いた妻か???もはや家庭の中にすら平和はない。上手くつけ込むヤツもいる。迷いに迷うトルストイは侍医一人を連れて家出をします。おん年82才。しかし・・・すぐさま肺炎。ももりの本には、臨終のトルストイの言葉は
「全てがよい。全てが単純でよい。そうだ。そうだ」・・・・だったと、あります。

 ももりは、正直、あまぁーーい博愛って、あまり、信じないなあ。博愛は命懸け。人間の歴史の中で、人道主義ってものが存在しうるのが、今、ほんの今だけだったら???どうします???トルストイにはしかられそうですけど。

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2010年10月 5日 (火)

老いらくの・・・

Bannka


 夏の間、テンと咲かなかった朝顔、今頃頑張ってます。年増女の崩れ咲き???なんだかしどけなくて・・・でもぉ・・・・毎朝楽しみにしています。花はやっぱりキュッと締まったのがいいなあ。他に青の花もあったはずなんですけど・・・・

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2010年10月 1日 (金)

クレタ島の秘密

Egekai002


 先日の雨中旅情のスケッチは、もう、おしまいです。又、クレタ島に戻りましょう。

上は、アテネ考古学博物館で見た粘土版、まだ何が書かれているかはわかっていません。クレタ島はギリシャ本土が発展する以前、はるか1500年ほども前、つまりぃ・・・今から3500年ほども前、に、繁栄の頂点にあったといいます。当時のクレタ人が使った文書ですって

Kureta

 
 クレタ島には2種類の象形文字があり、どれも解読されていないそうです。そのあと、ミケーネ人がやってきて、クレタ島の文明の上に自分達の文明をかぶせた・・・ようで、クレタ島の古い文字を使って、新たに線文字A,線文字Bができたんですって。上は線文字A。丁度、日本人が漢字を使って表音の平仮名を作ったように。
 どうですか???あなた 読めませんか???ももりは読みたい!!!
 当時のクレタの人々のおしゃべりを聞きたい!!!


 

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