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2009年8月21日 (金)

1993年6月のことーⅠ

Ramotto


1993年、フランスのブロアで土地の貴族、ラ・モット氏の館で日本文化を紹介するという催しがありました。 2日間の催しで、初日は、パフォーマンス。ももりは和紙繊維の入ったアクリル和紙の大きなパネルに字を書きました。表具の必要が無く、そのまま展示できるからです。お茶、生け花、琴、太鼓、仕舞、日本人形・・・・鎌倉掘りまでありました。全員着物を着てくれってお話で、此方も多勢ですが、フランス側も200人のお客と云うことでした。建物はお城と云うよりは館です。
 展示会場は、きっと昔は厩舎だったか???馬のまま乗り入れられそうで、馬車なんかも何台も置かれていたと思われる広さです。高い天井と漆喰の大部屋でした。


Ramotto001


 2日目は自由にお楽しみください、と、いうことで、もおぉお!!!着物なんか暑っ苦しい!!!
 パーティーから一人抜け出してお庭を行き着くところまで・・・金網沿いに歩きました。想像以上に広大な敷地です。3本も大きな川が流れ、ボートが人待ち顔をしています。さああ・・・10キロ以上、縦横あるか???高い木々が茂る森の中は、案外明るく、小路が続いています。バルビゾン派が描く風景そのものです。
 突然「エ・エ・エ・エ・エ・・」と子山羊がヨタヨタと現れ、親山羊が気難しい顔でとがめるように私を見つめています。ピッチャーッと、クモの巣が顔にかかり、飛び上がったり・・・朝露がキラキラ輝いて、森には人影もありません。ひょっと、木陰から、ジャン・コクトー描く獣人や、バンと呼ばれる牧羊神が角笛を片手に現れそう・・・・チャッタレー夫人の映画の森番があらわれたり・・・夢見心地と恐怖心がももりをしびれさせます。

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コメント

こんばんは、池田です。

フランスでの貴重な体験で、大きな収穫になったと思います。
着物や書も素晴らしく、たくさんのフランスの人が感動したと感じています。
広大な敷地の庭?は凄いもので、緑が多くて爽やかな気分です。

投稿: 池田 洋一 | 2009年8月22日 (土) 20時04分

素晴らしい体験をなさっていたのですね
お着物も素敵だけれど、書をしたためられて・・・
フランスの方もを見張ったのではないかしら?
息子の卒業式にボストンで着物を着ましたが、参列者の皆さんが褒めて下さいましたよ、もちろん言葉は分かりませんが 笑

広大なお屋敷の庭?
ドキドキするような、怖いような!
懐かしいでしょうねぇ。

投稿: nyar-nyar | 2009年8月22日 (土) 14時10分

私にはフランスの土地勘はありませんが、素敵な場所ですネ。6月ですか。私が、パリから南西へ車でおよそ1時間半。ロワールの田園の中の古い館で挙げた次女の結婚式に参列したのはもう3年以上も前の7月のことです。オーナーは女流画家で、たまに日本でも個展を開くとのことでした。穏やかに晴れた凌ぎやすい一日でした。
刈り取りを待つばかりの麦畑と菜種畑、それに向日葵畑の広がる長閑な地帯でした。次に行ける機会があるかどうかは分かりませんが、もう一度は訪れて見たいものです。

「花咲く葦」   ロイ=キャンベル

一日の赤い残り火が燃えつきて
暗くなってゆくローヌの流れに
静かな葦の影が照り映えるとき
力強く速度をあげて
黒く光る流れが 奔り走るのを
遥かに 僕は見渡すのだ。

投稿: 道草 | 2009年8月22日 (土) 08時50分

ブロアと聞くとロワール地方のお城を思い浮かべますが、こちらはまた違う場所なのでしょうか…?
自然が多く残っている場所っていいですね~。
子供の頃、ドキドキしながら探検ごっこをしたのを想い出します。
フランスは日本文化に興味を抱く人が多いですね。

投稿: がんさん@大和の国 | 2009年8月21日 (金) 12時12分

注目の的です。毛筆芸術、魔法のように思われたでしょうね。
川が3本!?、へぇ~~、日本だってお城は広いですが、それにしても広大な場所を権力者は所有したものです。幸か不幸か、権力集中、それが無いと作品は残りませんね。

投稿: kazuyoo60 | 2009年8月21日 (金) 10時33分

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