私の万葉集・・・そして、父、田中香雲
この本、もうバラバラになっていましたのを、お友達がページ順に並べてくれてテープで止めたもの。表紙も裏しかありませんし、何時、編まれたのかも書いてありません。父から貰った「万葉集」で、ももりの宝物です。書をやっていた、父、田中香雲が亡くなったのは57才。日展にも8回入選、毎日展でも、最高賞を受賞するなど、これからという時に亡くなりました。無念だったでしょう。ももり、27才でした。
今朝の新聞によりますと、滋賀県甲賀市信楽町の宮町遺跡から、8世紀の万葉集の木簡が見つかったとのこと。たしか、万葉集はもう原本は消失し、奈良時代の写本が、残っていたと記憶しています。
字は 渡津海乃 豊旗雲爾 伊理比 沙之
今夜乃 月夜 清明己曽
わだつみの とよはた雲に 入日さし 今宵の 月夜 あきらけくこそ
確か、以前、どなたかがブログで、「最後の部分をどう読むか」って話題を投げかけてらっしゃいました。ももりは、勝手に「あきらけくこそ」と、読んでいます。好きなように読んだら良いんじゃないかしら。歌会始めのお歌の節のように・・・あんなの、昔はどう謡っていたのか知っている人はないんだし・・・・絵は随分前に描いたもの
今頃、「源氏物語」にちょっと気をひかれている、おく手のももりですが、万葉集なら、ずーっと前から大好き。大らかに、激しく、率直に、愛や悲しみを謳いあげています。叙景もすばらしい!!!源氏なんか・・・??断っておきますが、ももりは源氏の君が好きの、嫌いのと言ってるわけじゃないのよ。源氏にしてやられちゃった女達のいじましさがキ・ラ・イ!!なのっ!!!まあ、あの中では六条の御息所くらいが、祟りまくって自我を主張したんじゃないの???誰か、一人くらい「バーン」と頬ッペタ、引っぱたいて蹴り上げるってのがいたら、物語はもっと面白かったんじゃない???。君のお情けばっかり、欲しがってウソウソ泣くなんて・・・ッタクゥ・・・。「源氏物語」を愛する方々には、申し訳ゴザイません。(No607)
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コメント
いつもの人様 今、あなた様のブログ拝読してきました。万葉集は知れば知るほど素晴らしいです。そして、万葉仮名で読むと一層深く、その叙景、叙情が息づきます。もっともっと学びたいと思いながら月日がたっています。お宅様のブログを拝読して学びます。今、コメントを残そうとしたのですが、非力。できませんでした。機会オンチなんです。
投稿: 山口ももり | 2008年6月24日 (火) 08時11分
万葉集に付いて書いています。
良かったらお気に入りの欄にリンクをお願いします。
当方からはリンクを作成しました、ご確認ください。
よろしくお願いします。
投稿: いつもの人 | 2008年6月22日 (日) 22時48分
ニュースを見て、長男の住む滋賀へ行く道中に立ち寄りたいところが、またひとつ増えたと思っています。
万葉集、我が家の周りもいっぱいなのでしょうねぇ~
投稿: 酒徒善人 | 2008年5月25日 (日) 09時45分
いやはーーー
まはーーー
いと
やんごとなき書物なり
あかひと
ただに
ただに
見つめては
ため息をつく次第なり
あなすんばらしひーーーっ!!
さても
媛の問ひに応へんとこそおもへれ
予が風呂具の表題
源氏物語 6
2008年05月023日 源氏物語
の
日時の右側にある
源氏物語をクリックすれば
・・・
をを!
と
媛は声を上げるはずなり^^
予が編集したる源氏1より源氏6までが
逆になりて
スパッ と
現れたる
あるひは
予が風呂具の
左側の
ブックマークの下の
最新記事の下の
カテゴリーの
最下段なる
「源氏物語」を
クリックしても
同一なり
おためしあれ~
はあ
ほほひのほひ
っとなー~
頓首
投稿: あかひと | 2008年5月23日 (金) 22時46分
お父上の書を拝見したいものです。
私は筆はだめで、万年筆ばかり極細から極太まで買いあさり・・・結果はだめでした。
まあ、持つ楽しみだけは今もありますが。
投稿: テラ | 2008年5月23日 (金) 21時52分
今こちら福島県では安積の里(現、福島県郡山市)の歌が書かれた木管が郡山市から見つかり話題になっています
古今和歌集(900年ころ)のよりさらに150年も前のものとわかり、この地がかなり文化が進んでいたことが証明されました
投稿: 玉井人 | 2008年5月23日 (金) 21時06分
昼間、コメントさせていただいたのですが
あれっ?おっちょこちょいなので、
ちゃんと送信ボタンを押していなかったようです。
ということで再度。
ももりさんのお父様も著名な芸術家でいらしたのですね。
「万葉集」はそうか、そうか、平仮名が成立する前だから
漢詩なのですね。よい勉強をさせていただきました。
投稿: マーちゃん | 2008年5月23日 (金) 21時05分
ももりさまのお父さまも、有名な方だったんですね~
そんな方とお近づきになれてうれしいです。
それにしてもお若くて・・・芸術家だったら、これからという時じゃないですか。
投稿: もうぞう | 2008年5月23日 (金) 20時40分
こう言う立派な古書はそれ専用にやってくれるところがあったと記憶しています。
駄目ですよ、お父様の大切な形見なんでしょ

ガムテープ?勿体無い
好きとか嫌いとか言えるほど理解しているわけじゃないのでスルーしますm(__)m
源氏物語は寂聴さんのを読みました。現代仮名遣いのです
沢田研二が演じた時はドキドキしてみていましたねぇ!
あの当時の女性は男に頼るしか生きる術が無かったのでしょうね。
投稿: nyar-nyar | 2008年5月23日 (金) 19時43分
万葉の時代はおおらかだったようですね。
「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」
この歌が思い出されます。
空蝉、朧月夜、朝顔などの姫君はいかがなものでしょうか。
投稿: 秋ぎつね | 2008年5月23日 (金) 19時31分
こんにちは
父上の万葉集・・時代を感じますね。
文学が好きな人たちが、その時代、その時に、思いを馳せたのでしょうね。そんな中、万葉集の木簡が見つかり、ロマンを感じます。古典に中では、万葉集は別格、読み物と言うより歴史書物のイメージが強く、日本人特有の奥ゆかしさ・・と言うのでしょうか、表現は素晴らしいと思います。
その時代で、いろんな感じ方をするのも・・また万葉集の楽しみ方ではないでしょうか。・・・源氏物語もむかしは、好きではありませんでしたが、最近は、少し違った見方が出来るようになり、それなりに楽しんでいます。
空蝉など結構、根性があるのではないかと・・基本的には、平安より武士道の世界が面白いですが。
・・・ももりさんには熱い芸術家のDNAがつぎ込まれているのですね。・・羨ましく感じます。
投稿: kju96 | 2008年5月23日 (金) 13時14分
活躍なさっていたお父様が57歳でお亡くなりでは、ほんとにお気の毒です。
>頬ッペタ、引っぱたいて
あの時代では無理でしょう。それでも誇り高くはされてましたね。
投稿: kazuyoo60 | 2008年5月23日 (金) 10時41分