多情な絵
もう、ずーっと以前、ある日、津田周平先生がおっしゃいました。
「あなたは多情です。持ってくるたびに絵が違う。一体、どれがあなたの絵ですか」
「先生、私はそれが知りたくてここに来ているのです」
この会話は気にいっています。いつも、絵を変えたいと思っています。「このスタイルはもう、描ける」と、思った途端にいやになる。最近、作った絵がいやになりました。もう、67才。もう、もう、子供に戻りたい。子供のような色いっぱいの綺麗な絵が描きたい・・・・
恩師、津田周平先生が恋しい!!!いつも、煙ったような顔をして皮肉屋さんでした。その言葉が詩・・・でした。先生が亡くなられてもう20年。テンペラ技法の大家でした。こんな、幼稚な絵を見せたら、又、呆れたような顔して、「アホかいな」って言われそう。間もなく行く、アマルフィーの海岸の大聖堂。今回、どんな風に見えるでしょうか。しばらく、ブログお休みします。(No681)
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