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2007年10月24日 (水)

パリの娼館 映画「エディット・ピアフ」

Paris097
 スペインで個展をした時お世話になったマノロ夫婦が、なんかの時に交わした会話を興味深く思い出します。
「お前はあちらの角で立て。私はこちらの角で立つ」・・・これって、つまり、もし、マノロ氏が事業に失敗して路頭に迷ったら、奥さんのマリフェは、あちらの街角に立ってお客を拾う。こちらの角では、マノロ氏が立って・・・さああ・・・ヒモというか・・用心棒というか・・・??スペインの・・・ことわざでもないし・・・ジョークなんだろうか??
 「エディト・ピアフ」見て来ました。感動した!!泣いた!!
あの当時の娼館、画家たちも多く入り浸って素晴らしい作品を一杯残しています。先日、大阪の天保山のサントリー美術館で見てきたロートレック、有名なのは、なんと言ったってユトリロ、ピカソは娼婦を描いた頃が一番凄い青の時代。シュザンヌ・バラドン・・・ユトリロの母、彼女は私生児で、職業はモデル。あの当時のモデルって言う職業は娼婦と大して変わらないでしょう。でも、あの当時のパリの娼婦たちは、今の日本の小娘たちのセチ辛い売春とはイメージがちがうようです。
 エディト・ピアフの、食い詰めた両親が幼いピアフを預けたのは、祖母の娼館。そこには、愛したくてたまらない母性愛の塊りみたいな娼婦もいたし、客に、無理で異常なことをされて大怪我をする憐れな娼婦もいた。しかし、彼女たちは暖かい。教会にも行くし、子供をお風呂にも入れてもやる。どうやら、暴力団がらみでもないみたい。第一次大戦後のパリ。貧しい、虐げられた人々・・・芸術家も一杯うろついていたパリ。エコール・ド・パリと呼ばれる時代のパリ・・・貧しいけれど、どこか人が暖かい・・・やっぱり、パリは秋が似合う。スケッチは、ムーラン・ルージュのカンカン (No599)

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コメント

”塩野七生さんの小説3部作を読むと、ルネッサンスの頃の高級娼婦は、知も美も備わっていて、一目置かれていたようですよ。”とのコメントが載っていましたが、何を以ってその様な事が言えるのか、御教示頂きたいと思います。

もうかれこれ十数年ほど前の事です。ベトナムの旧サイゴン、現在のホーチミン市に居た時です。当地に出張に来た、日本からの客をホテルに送り届けた後、自分も歩いて近くの逗留していたホテルへ帰る時です、小生の後を追いかけて来る女性に声を掛けられました。当時、或る時、外国人である小生が、貧相な古本屋でフランス統治時代の書籍や地図などを見つけていると、遠くから眼光鋭い男が見ているのに気が付きました。あの時、スーとそばに居たベトナム人店主が消えていくのに気が付きました。後で、戦慄が走ったのを今でも覚えています。一瞬、その手のー公安関係のー女性かと思いました。しかし、振り向いた時、汗ばむほどの不快な暑さの中、ムーンとするどぶ臭い匂い街中の真夜、その野暮な厚化粧の顔に、悲哀に満ちた彼女の表情を見て取りました。今でも、その顔、姿を思い出します。先般、家内とパリへ行って来ましたが、ロートレックがパリで見た娼婦も、貧しい、貧相なホーチミン市で見た娼婦と外面では違うのかもしれませんが、内面では同じものだったのではないかと、最近つくづく思います。

投稿: koba | 2008年5月 9日 (金) 10時14分

こんばんは!
前回の「サツマイモ」、実にいいですね~!それに京都の言葉が混じった「政治評論」も。

エディット・ピアフ、やはり観にいかれたんですね。
評を読んで、ぜひ見たくなりました。
塩野七生さんの小説3部作を読むと、ルネッサンスの頃の高級娼婦は、知も美も備わっていて、一目置かれていたようですよ。
ちょうどナンバー1の花魁みたいなものかなと思って読みました。
このカンカンが素晴らしい!裸同然の女性もなぜか品よく見えます。簡単なデッサンのなかに、男性の腕に持ち上げられた女性も見えますね~。
この色彩がももりさんらしくて躍動感があります。
カンカンの絵や写真の中でも、心に残る絵です!

投稿: ちゃぐまま | 2007年10月24日 (水) 23時59分

映画「エディト・ピアフ』見に行きました。私もだいぶ前に見に行きました、私はカラオケで、良くシャンソンの曲を歌うんで、当然のように見に行きました。芸術の都パリですね、エディト・ピアフ、シャンソンの草訳的存在ですからね。ももりさんにとってパリは、スペインと同じように、似合うところですね。シャンデリゼ通りは、大好きだな! エディト・ピアフ、あんなに、苦労人とは、知らなかった。

投稿: katumi | 2007年10月24日 (水) 17時14分

おはようございます。
ももりさんは、映画「エディト・ピアフ」必ず行かれると思っていました。シャンソンを世界中に広げた女性、世界的にも有名ですが、フランスでは国民的英雄でしょう。
ドイツ占領下での彼女の活躍に大恋愛、弟子とのラブストリー
や飛行機事故で恋人を亡くしたりと彼女の波乱に満ちた人生・・
パリやマルセイユなどフランスの似合う女性ですね。
今、パリの天候はどうなんでしょうか、ドイツ・ミュンヘンには
雪がちらほら・・・ヨーロッパは晩秋を感じてこようと思っています。

投稿: kju96 | 2007年10月24日 (水) 11時10分

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