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2007年9月10日 (月)

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展 見てきました

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 カタログは映画「「モディリアーニ」から。
この展覧会は今までとはちょっと違った趣向です。モディリアーニが死んで、アパートの中庭から身を投げた身重のおさなな妻、ジャンヌ・・・彼女も、実は絵を描いていた。考えて見れば、当然ですよね。画塾で知りあった二人ですから。今まで世に出ていなかったジャンヌをテーマにした展覧会になっています。
 カタログで、紹介しました映画「モディリアーニ」は、実は、ももりは大好きで、有名な「モンパルナスの灯」なんかを寄せ付けないくらい、すぐれものと思っています。映画「モディリアーニ」については以前のブログに書いています。アドレスではうまく、そのものズバリへ行き付けないのですが、ぐーっと下の方、2005年8月30日と2005年9月8日に書いていますので、お時間あれば・・・・
http://yamaguchimomori.cocolog-nifty.com/blog/cat3196076/index.html
 ジャンヌの生んだ最初の娘、その名も、母と同じ名前のジャンヌ。映画では、厳格なカソリックの父親が生まれたジャンヌを孤児院へ入れてしまったとなっています。そして、そのジャンヌに捧げる「あなたの両親はこんなに愛し合ったのです」という字幕が出たと記憶しています。しかし、この展覧会では、母親が、モディリアーニ夫妻と同居していたりして、やりきれなさが救われます。ジャンヌの描いた絵は・・・ウ・ウーン・・・でも、やっぱり、夫であるモディリアーニを絶対的に尊敬していたに相違ありません。明らかに影響されています。ジャンヌは人物や生物を描いても、背景を描き込んでいて、その中に出てくるジャンヌの育った、堅実な家庭の一幕、父親は家族に「千夜一夜物語」を読み聞かせ、母親は内職の刺繍だったか???をしています。固い、禁欲的な当時の家庭・・・その中で、美術にあこがれた14才も年下の純潔なジャンヌ。そのジャンヌを身ごもらせてしまうモディリアーニ・・・やっぱり、ケ・シ・カ・ラ・ン!!!ゲージュツ家だって、モラルは要る。モディリアーニは36歳で死に、ジャンヌは二人目の子供をお腹に宿したまま、22才で死にます。映画「モディリアーニ」はどちらかというと、「エコール・ド・パリ」の若き芸術家たちの群像です。特に、ピカソの憎憎しさが・・・・そりゃあ、もう一級品。この映画、くどいようですがおススメです。展覧会は9月24日まで 大丸ミュージアム・梅田 月曜休(No651)

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コメント

お~懐かしい!デパートで子供服を販売していた頃、うちの会社で”モジリアーニ”ブランドの女児服を作っていました。
色がビビットで柄も大胆!大好きなブランドで、自分用にも良く購入したのを思い出しました。
モジリアーニ本人の事は全くわかっていないままですが。

投稿: nyar-nyar | 2007年9月11日 (火) 17時13分

どこかで以前、ジャンヌの描いた絵を見ました。
どんな絵だったかおぼろげにしか覚えていないのですが、いい絵だな、
女性でなければ、良い画商がついて売れたかも、と思った覚えがあります。

瞳が描かれたジャンヌ(モデル)の絵もありましたが、その瞳は
まっすぐすぎて、モディリアーニには眩しすぎたのかも・・・

投稿: 山桜 | 2007年9月11日 (火) 13時55分

こんばんは!
早速、'0508のブログを拝見しました。
映画は見ていなくて、機会があったら見たいと思っています。
jcomを気をつけていれば見られる気がします。

それよりも、カラスウリの絵のほうに注意がいってしまいました。
ももりさんの絵には生命力がみなぎっていて、心の隅にまで響きます。
それに拡大するとすばらしい毛筆が!
京都舞妓、じゃなかった京都迷子さんのブログに、
能力の格差社会を見てしまいました。
能力をもてあまして、ためたエネルギーが旅行に変わるのかな~?

投稿: ちゃぐまま | 2007年9月11日 (火) 00時53分

こんばんわ、ももりさん。

エコール・ド・パリの画家、アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Modigliani)
「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」では、ジャンヌをひとりの才能ある画家として捉えモディリアーニとの影響関係や、ふたりの人生ドラマとともに作品が紹介されていた様ですね。
モディリアーニと関係の深い女性からでは、フランス出身であった彼の母ユージィナ・モディリアーニは、病気のため学校を休むことが多かったモディリアーニの心をなにより慰めてくれたのは絵をかく事であった事から「デドは大きくなったら芸術家になるかもしれない」と、モディリアーニが11歳のとき日記にそう書いています。
1906年にパリに出てきて2年ほどモンパルナスの外れにラ・リュシュ(蜂の巣)と名づけられた十二角形の建物に住んだモディリアーニ(Amedeo Modigliani)は、モンマルトルの丘に住むアーティストの誰もが顔を出したと言われるシャンソン酒場として有名な「ラパン・アジル」で、よく女性とデートした事がある様なのですが。
1914年の6月、彼は有能でエクセントリックな英国人女性ベアトリス・ハースティングスと会う。彼女は後にモディリアーニについて次のように書き残しています。「コンプレックスを持った人格。豚に真珠ね。1914年ある食堂であい、私は大麻とブランディーをやっていた彼の前に座った。全然魅力を感じなかったし、彼が誰であるかも全く知らなかった。その時の印象は、醜く、恐ろしげ、そして欲深そうに見えた。カフェ「ラ・ロトンド」【ここではモディリアーニが客の似顔絵を描き、スーチンがフランス語を学ぶためにカフェ・クレームを飲みながらフランス人との会話に精を出していました。また、藤田がある日赤い上着に首飾りで現れた、とカフェの記録は伝えています。】で再開した時は、髭も剃り、その時は魅力的に見え、大袈裟に帽子を取り、はにかみ自分の作品を見に来てくれと頼まれ、私はついて行った。」ベアトリスはモディリアーニの愛人となりその後の2年間もモデルを務めることを好んだ。
1917年4月モディリアーニはアカデミー・コラロッシの学生で後に妻となり、裸婦像などのモデルを務めた19歳のジャンヌ・エビュテルヌと出会い、一緒に暮らすことになる。「彼女は優しく、内気で、穏やかでしかも感情細やかであった。少し暗く沈み蔭のある感じだった」と、作家チャールズ=アルバート・シングリアはジャンヌを表現している。彼女はモディリアーニの死の時まで彼の主なモデルとなり、25回以上も彼女の肖像画が描かれた。
1920年、普段の不摂生(深酔い)と従来の持病より肺炎となり死去。モディリアーニの第二子を身ごもっていたジャンヌもアパートより投身自殺する。
彼らはペール・ラセーズ墓地に共に埋葬され、彼の孤児となった娘のジャンヌ(1918-1984年)はフローレンスのモディリアーニの姉の幼女となり、後に「モディリアーニ・人と神話」という彼女の父親の重要な伝記を書き上げる事になる。
私も観ていないのですが、「モディリアーニ 真実の愛」 (2004)。その監督、ミック・デイヴィスは、父親から12歳の頃に貰った伝記によってモディリアーニの存在を知ったと云う。幼い頃は小児喘息に悩まされていたと云うデイヴィスは、幼い頃に結核を患っていたと云うモディリアーニに長年の親近感を覚えていたもので、この作品でのシナリオの執筆と監督と云う仕事もスタジオなどから勧められてのものなどではなく、デイヴィス自身が大事に温めて来た満を持してのものだった。数多くのテレプレイなど数十本の脚本を手掛けながらも、実は自身の演出による作品は少ないと云うデイヴィスだが、この作品に限っては自身の演出でなければと云う強烈なこだわりがあったらしい。以上の様に記されていました。

投稿: SUKIPIO | 2007年9月10日 (月) 20時36分

こんにちは。
kju96さんのブログで、お名前は存じて居りましたが、お話しするのははじめてですので、はじめまして。これを機によろしくお願いします。

絵画がご専門なのですね。素晴らしい絵画を拝見しました。英国へも旅をされたのですね。

映画もお好きなのですね。私のブログ「サンセット大通り」へのコメントありがとうございました。
映画「モディリアーニ」の鑑賞記を拝読しました。私は観ていませんが、心に留め置いて機会があれば是非観たいと思います。ご紹介有難う御座いました。

投稿: アスカパパ | 2007年9月10日 (月) 13時10分

こんにちは
映画「オディリアーニ」良かったですね。
モディリアーニと、最愛の妻ジャンヌとの激しくも哀しい愛の物語、
ライバルであるピカソとの確執を軸に描いているところが面白いですね。
「モンパルナスの灯」もいい映画ですが、此方の方が面白いと思います。
毎夜カフェ“ラ・ロトンド”に集まり、酒や煙草を楽しみながら議論に耽る芸術家たち。芸術家はライバルが必要なのですね。
ラ・ロトントへ行くと当時の芸術家たちと会えるような気になりますね。
10月の終わり頃、ヨーロッパ旅行に行こうと思っています。
秋のパリ・モンパルナスものぞくことにします。

投稿: kju96 | 2007年9月10日 (月) 12時35分

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