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2007年6月30日 (土)

生きながら器に撒きついた藤の花

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 昨日、友人がお茶に呼んでくれました。茶道は、4回習い始めて、4回止めたっていう根気ナシのももりでしたが、「気軽に来てね」っていうことで、お呼ばれを楽しみました。
 もう、ズーッと古いことになりますが、焼き物に興味を持っていた時期がありました。骨董も多少は買いました。絵や書をやっていて、陶芸家とお知り合いになることも、よくあったものですから。その中で、全く惚れこんで買った、ある作家の水差しがありました。
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 お茶をやるという事もなく、ただ、その藤の絵に、ゾッコン惚れて買い求めたのです。当時は、今よりは、フトコロ具合も楽だったようで・・・
 ある時、友人に連れられて行った岐阜県の「掌一行」と言う人の釜場。かれは、織部を焼いている作家ですが、その1000坪以上はあるというお屋敷。そのお屋敷は、もう、荒れ放題で、藪には竹が密生し、垣根の椿が巨大な城砦のように屋敷を囲んでいました。その一隅に大きな杉の木があって、なんと、その高いテッペンまで、藤が撒きついていたのです。「これが、咲いたら凄いでしょうね」って、お話した後、工房で見たのがこの藤の絵の水差し。この絵は、この藤の木と生活してる人にしか描けない、と思ったのです。
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ずーっと,時に、お花を入れるくらいで、棚で干物になっていました。自分では使えないのですから。そこで、お茶をやっている友人に進呈しました。そしたら、その水差しのお披露目をしてくれたのです。心尽くしの蕎麦会席、そして、お濃茶、そのあとお薄をいただきました。美しくも可憐なアジサイのお菓子も素晴らしかったですよ。どうやら、あの水差しは、本当に心地の良いお茶室を見つけたようで、本当にうれしかったです。後日聞いたのですが、あの、荒れ放題のお庭は作家さんが有名になられて、すっかりきれいにされてしまったそうです。あの、荒んだお庭・・・なんとも、野趣溢れた豪放なお庭が好きやったなあ。(No610)

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コメント

ももりさん、おはようございます。
私は高校時代に、菓子に惹かれてお茶を始めました(笑)
素敵な水差しですね~
お友達の心遣い、嬉しいですね。一期一会に終わらせない努力を感じました。
防衛相に就任した小池百合さんは、カイロ大学を卒業し、アラビア語の話せる元キャスター。テレビ番組で竹村氏のアシスタントをしていた頃、小池さんは後日、ゲストの人々に丁寧なお礼状を出していたそうです。竹村氏はブログに、「この縁は決して『一期一会」に終わらせないという努力を感じさせられる」と書いてます。
→ http://ww-takemura.com/siten/k-69.html

投稿: ミーシャ | 2007年7月 5日 (木) 09時26分

ももりさん、ゴメンなさい訂正です!

 ×飲むジュース(当たり前^^;)
 ○飲むサラダ

恥ずかしいなぁ…もう…OTZ

投稿: 山桜 | 2007年7月 2日 (月) 09時23分

申し訳ございませんが、続けてコメントさせて頂きました。
前回記事におきましての、ももりさんのアトリエ桃源店内で載せられていました絵は、風景画とはまた異なったタッチでもあり、不思議な感覚でした。
闇に光る人造物にも見えます処から、絵心も知らないくて生意気な様ですが、私のヘタな思いから連想しました事は、人類が今迄楽園と思い感じていた所、あるいは事等が、実際、違っていた事に気付いた時が、楽園追放の瞬間であり、その様子が描かれている様にも感じられました。
ももりさんの仰る様に、現代に繋がっている事でもあり、楽園は人の心理の奥にあるかの様ですね。

今回記事の茶道では、ももりさんからは、かけ離れた規模でもあり、また、侘・寂の世界とも程遠い私が高校生の頃に、姉が習っていた事で、練習相手を無理矢理やらされた程度なのですが、お茶菓子が食べれた事と、音を立てながら飲んだり、茶器を知っているかの様に見た事等での気恥ずかしさが、今でも記憶に残っています。
また、普通のお茶でも、お百姓さんが急須から湯呑みに入れたり、また急須に戻したりして、飲ませて貰った事も思い出しました。
その時は、湯呑みでも洗ってるのかと思い、汚い事の様にも見えましたが、後に正式な入れ方だと聞きました。
日本文化も、それぞれに理由もあり、奥が深いものですね。

投稿: SUKIPIO | 2007年7月 2日 (月) 06時45分

”おこいちゃ”とか”おうす”とかは知っていますが、お作法なんてまるで駄目!第一正座をしていられない、外国人みたいなnyar-nyarです(^^♪  着物は好きで時々は着ますが、ものの5分と座って居られません。人でも物でも居心地良い居場所ってものがあるんですね!織部素晴らしいですね!

投稿: nyar-nyar | 2007年7月 1日 (日) 21時20分

杉の木のてっぺんまで登った藤の花はさぞ、力強く美しく咲く事でしょう 水差しの絵もそれを彷彿させてくれます お茶室にぴったりとおさまって居心地が
よいみたいです。 藤の花は和歌山にある子安地蔵寺
がきれかったです

投稿: あきみず | 2007年6月30日 (土) 20時48分

こんにちは
桃源展の準備で忙しいのではと思っていますが・・さすがももりさん。
皆さんの着物姿も風情があって良いですね。
勿論、織部も最高。日本の夏は良いですね。

投稿: kju96 | 2007年6月30日 (土) 13時00分

<追伸>
 ももりさん、どこへ書き込んで良いやら迷ったのですが、ブラディマリーの
カクテルの件を、こちらに書いておきますね。
 
ブラディマリーはももりさんの旅行記にも登場した「血まみれメアリー」に
因んで名付けられたカクテルで、ウオッカとトマトジュースを1:2ほどに
混ぜ合わせたものです。 お好みで塩、レモン汁、タバスコ、胡椒などを
加え、あればセロリスティックでステアして風味を添えます。 

見た目はちょっとエキセントリックですが、飲むジュースと言う感じで
ヘルシーなので、私は甘ったるいカクテルより好きです♪

投稿: 山桜 | 2007年6月30日 (土) 11時00分

 杉の木のテッペンまでに巻きついた藤の花と、その姿を映した水指との
出会いのお話を伺ってから、拝見できる日を楽しみにしておりましたので、
遂にこうしてアップして戴けて感激です! 

 蒔絵や屏風などに描かれている藤の花は、細く垂れた花穂が儚げで
優美な姿が多いですが、流石にこれは山藤の逞しい生命力を宿している
ようですね。 隙あらば、この水指も巻き取らん力を秘めていそうです。

 存在感がありすぎて、きっと取り合わせが難しかったでしょう…
棚に納まりきらずに、むくむくと飛び出しそうですもの!(笑)

 膝を傷めてお茶席を諦めるお方も多い中、椅子を運び入れての茶会、
ご亭主さまの温かい心遣いが伝わってきて、嬉しく拝見致しました。
ありがとうございました。<( _ _ )>

投稿: 山桜 | 2007年6月30日 (土) 10時54分

ご無沙汰しておりました。

ももりさん、お茶をたしなまれるようになったのですね。素敵です。

「藤の花」の模様の水差しのお話しも、興味深く拝読させて
いただきました。

投稿: むろぴい | 2007年6月30日 (土) 09時13分

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