« 山口ももり個展 初日の報告 | トップページ | 棺おけには入れないで »

2006年6月29日 (木)

会場たより

_055_2
個展に古い友人たちが次々と来てくれます。久しぶりに会う古い友人たち。なんてうれしい!!。ももりが書道界に入ったのは25才。父がガンでなくなったのがきっかけです。父は日展の書の部で毎年入選していたような人で、57才でした。生前、書に取り組んでいる父に「なんで、こんなにきれいな色がいっぱいあるのに、白黒だけで我慢できるの??」ってよく尋ねたものでした。「いろんな要素をそげるだけそいだら白黒が残る。知、情、意の世界の意だけになる」といった答えを覚えています。意だけの世界って??禅問答みたいでイマイチ合点がいきませんでした。未だ若くて、絵を描こうとしていた私でしたが、当時の絵の流行は理解できないヒドイものでした。何しろ「熱い抽象」と呼ばれた時代。展覧会場には便器が横向けにスポットを浴びて、タイトルはたしか、「泉」作家はたしか、デュシャンとか言ったか??ともかく上手な絵はゼーンゼンダメっていう、人をくった時代でした。そのうち、キャンバスには履きつぶれた靴や、ゴミがヒラヒラぶら下がるようになり、おしまいには何も描いてない真っ白なキャンバスこそが、至上の芸術だと・・・わからないものこそが価値がある・・・ていう風潮。マユにつばをこすりつけて何度見ても、ももりには信じられない絵画の世界でした。突然の父の病気で、見つめなおした「書」の世界。そこには、まさしく白黒の抽象の世界が広がっていて・・ももりには、そう見えました。多分に「父恋し」という感じだったでしょう。それから一気に「書」にのめりこみました。なんか禁欲的になって、かたくなに書と取り組んで30年。若さも情熱も、お金だってかけた。その頃からの古い友人たちが会場に来てくれます。書道界から離れて絵に戻って10年、個展のたびにずーっと来てくれて、会い続けてきた人たちです。なんにもかもわかってくれている40年近いお付き合いの友人。こんなうれしい宝が他にあるでしょうか。(No361)
新しく出来た山口ももり作品集Ⅲ」はうれしいことにパソコン上で無料ダウンロードして見られますよ。どうぞごゆっくりお楽しみください。ツールバーに虫めがねがありますので、クリックすると拡大もできます。下のアドレスでどうぞ。
   eブックランドはhttp://www.e-bookland.net/です。
勿論会場で販売しています。送料込み1800円、手渡しで1600円です。送って欲しいといってくださる方はメールで住所をお知らせ下さい。本が届きましたら、50切手、80円切手、100円切手などでお払いください。

|

« 山口ももり個展 初日の報告 | トップページ | 棺おけには入れないで »

コメント

古い友人と言うか何でも分かり合えるお友達って嬉しいですね!書もやっていらしたとは、やはり才能がお有りなんですよね。素晴らしいお人柄が一層素晴らしく、素敵なももりさん。

投稿: nyar-nyar | 2006年6月29日 (木) 12時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 山口ももり個展 初日の報告 | トップページ | 棺おけには入れないで »