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2006年6月30日 (金)

棺おけには入れないで

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「山口ももり作品集Ⅲ」はよく売れています。面白いのは薄汚れた「作品集Ⅱ」も売れること。作品集Ⅱはちょうど20年前に作ったものです。この作品集はなんと、3600冊以上刷りました。印刷って版を作ったら後は紙代だけで部数に比例するって物ではないのです。大ざっぱなももりですので、「じゃあ、100万円で刷れるだけ刷ってよ」と言ったら、出来上がった本が届いてビックリ仰天。天井まで3列半。亭主がけけけと笑って「棺おけに入れてやるうう・・・」と、ことあるごとに指差します。バブルの頃で、個展もいっぱいして、やっと「もう、棺おけには入らない」ほどになっていました。ちょっと薄汚れた画集は、もう、見るのもつらく、かと言って捨てられない。そして、それが「もう、新しい画集は作らない」という歯止めになっていたのです。だって、又、棺おけに・・・??それなのに作品集Ⅲが出来たとなると、作品集Ⅱが売れるんですねえ。以前は1200円で売っていましたのを800円にしていますが、中身は40代のももりで、今ならちょっと顔が赤くなるっていう内容です。作品集Ⅲは「アナログおばさんパソコン奮戦記録」とでも副題を付けたいくらいのもので、全てパソコンで編集。自分でワードで作りましたよ。この、メカオンチのももりがです。でも、又、棺おけが目の前にチラチラ・・・絵はガラス絵、カプリ島♪♪(No362)

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2006年6月29日 (木)

会場たより

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個展に古い友人たちが次々と来てくれます。久しぶりに会う古い友人たち。なんてうれしい!!。ももりが書道界に入ったのは25才。父がガンでなくなったのがきっかけです。父は日展の書の部で毎年入選していたような人で、57才でした。生前、書に取り組んでいる父に「なんで、こんなにきれいな色がいっぱいあるのに、白黒だけで我慢できるの??」ってよく尋ねたものでした。「いろんな要素をそげるだけそいだら白黒が残る。知、情、意の世界の意だけになる」といった答えを覚えています。意だけの世界って??禅問答みたいでイマイチ合点がいきませんでした。未だ若くて、絵を描こうとしていた私でしたが、当時の絵の流行は理解できないヒドイものでした。何しろ「熱い抽象」と呼ばれた時代。展覧会場には便器が横向けにスポットを浴びて、タイトルはたしか、「泉」作家はたしか、デュシャンとか言ったか??ともかく上手な絵はゼーンゼンダメっていう、人をくった時代でした。そのうち、キャンバスには履きつぶれた靴や、ゴミがヒラヒラぶら下がるようになり、おしまいには何も描いてない真っ白なキャンバスこそが、至上の芸術だと・・・わからないものこそが価値がある・・・ていう風潮。マユにつばをこすりつけて何度見ても、ももりには信じられない絵画の世界でした。突然の父の病気で、見つめなおした「書」の世界。そこには、まさしく白黒の抽象の世界が広がっていて・・ももりには、そう見えました。多分に「父恋し」という感じだったでしょう。それから一気に「書」にのめりこみました。なんか禁欲的になって、かたくなに書と取り組んで30年。若さも情熱も、お金だってかけた。その頃からの古い友人たちが会場に来てくれます。書道界から離れて絵に戻って10年、個展のたびにずーっと来てくれて、会い続けてきた人たちです。なんにもかもわかってくれている40年近いお付き合いの友人。こんなうれしい宝が他にあるでしょうか。(No361)
新しく出来た山口ももり作品集Ⅲ」はうれしいことにパソコン上で無料ダウンロードして見られますよ。どうぞごゆっくりお楽しみください。ツールバーに虫めがねがありますので、クリックすると拡大もできます。下のアドレスでどうぞ。
   eブックランドはhttp://www.e-bookland.net/です。
勿論会場で販売しています。送料込み1800円、手渡しで1600円です。送って欲しいといってくださる方はメールで住所をお知らせ下さい。本が届きましたら、50切手、80円切手、100円切手などでお払いください。

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2006年6月28日 (水)

山口ももり個展 初日の報告

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盛会です。初日、さああ、70人くらいは来てくださったでしょう。作品集もとっても好評で、よく売れました。ホント、なんてうれしいことでしょう。会場「ギャラリーカト」は本能寺のすじ向い。京都の一番良いところの一つでしょう。
三条通りは、京都らしいお店が多いですし、錦市場にも近い。このすぐ近くにももりがもう、30年以上使っている顔彩を売っている「彩雲堂」があります。富岡鉄斎の額が飾られた昔ながらの店内が楽しく、いろんな絵や書の小物が並んでいます。硯や水差しや文鎮や印肉の壷、昔の人がどんなに身の回りの小物に愛着を注いだかってわかります。このお店の顔彩はここでしか買えません。16色で4300円。ちょっと高いけど、色が実にきれい。人工的な色はありませんが昔ながらの色で品があります。旅のスケッチにはいつもこれ1つをお供にします。宣伝料をもらって言っているのではないことをしっかりお断りしておきますネ。どうぞ、お出かけください。(No360)
作品集Ⅲはうれしいことにパソコン上で無料ダウンロードして見られますよ。どうぞごゆっくりお楽しみください。ツールバーに虫めがねがありますので、クリックすると拡大もできます。下のアドレスでどうぞ。
   eブックランドはhttp://www.e-bookland.net/です。

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2006年6月27日 (火)

山口ももり個展 今日から

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ももりは子供を生むばっかりで、出産をジイーッと待つ父親の気持ちってのは知りませんでしたけれど、今回、しっかり味わいました。分娩室へ入ったままでてこない妻、一体生まれてくる赤ん坊はどんな顔してる??今回作品集Ⅲは、パソコンだけのやり取りです。色校正に一度だけ東京でアナログ会見をしていますが。今までみたいに、ガッチャン、ガッチャンと機械が音を立てている印刷工場の片隅で打ち合わせをし「では、お願いします」というものではないので、空をつかむようなような感じでした。昨日、朝、やっと生まれました。作品集が900冊、ドーンと届いたのです。生まれたわが子はそりゃあ、もう、可愛い子で・・・一人自慢って笑わないでネ。イエイエ笑ってくださいと言うべきか??今日から個展。会場で販売します。1冊1800円ですが、これは、送料込みの価格ですので、直接にお手渡しですと1600円です。本当は、タダでって言いたいところだけど、払った費用はちょっとは取り返さないと、もう旅行に行けなくなるし・・・どうぞ、個展にいらして見てくださいませ。
パソコン上ででも見られますよ。下のアドレスで無料ダウンロードしてお楽しみください。ツールバーに虫めがねがありますので、クリックすると拡大もできます。では、GO!!個展会場でお会いしましょう。ももりの後は本の山900冊(No359)
   eブックランドはhttp://www.e-bookland.net/です。

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2006年6月26日 (月)

マドリッドのルカ-4

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ルカと私たちの時間は3晩とあと2日。私はマノロ氏と会って、会場の下見をし、お金の交渉もしなければならない。何より世話役のマノロ氏を見極めて、個展をするかしないかを決める。個展の成否はマネージャー次第。だって、ここには誰も私のことなぞ知っている人間はいないんだから。ルカがやってきた。
「私のスペイン語では十分ではないので、明日からジンも一緒に行動します」
「でも、私はあなたにしかお手当てを払えないわよ」
「わかっています。私とジンはいつも一緒に行動しています」
「そのジンっていうのが、あなたの彼氏なの」ルカはうなづいた。「今、わたしをモデルに小さなフイルムを一本撮って、今、ジンがあちこちに紹介してくれてます。彼はとても素晴らしい過去を持った人で、いい友達も一杯いるんです。彼にタップも習ってるわ。ジンは俳優でダンサー、脚本も書きます。私のこと、とっても才能があると言ってくれてます。今、本当に仕事がないんですけど、アメリカへ帰ったらかならず、仕事はあるって言ってます。彼は20年間アメリカで暮らした人なんですから。それに、もうすぐ、コスタリカへ映画を撮りに行く話があって、やっと、ほんの昨日、ファックスで決まったと言ってきました。そこでは、必ず仕事があるって」
「コスタリカって何よ」母親が叫んだ。(No363)
明日からいよいよ個展。今日、午前中には、「やまぐちももり作品集Ⅲ」の本が届くはず。午後から会場作り。雨も降ってちょっとウツ。ホント、ルカも、ももりも瀬戸際です。明日からは個展の会場から報告しますので、ルカはちょっとお待ちください。

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2006年6月25日 (日)

マドリッドのルカ-3

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空港に現れたルカの母親を見て私はびっくりした。なんと、体重45キロの彼女は、30キロをゆうにオーバーする荷物を持っていたのである。
「一体何が入ってるの」水羊羹から、カップなんとかまでだそうだ。
「幼稚園の遠足じゃあるまいし、紙切れ1枚にすればいいのに」
「何とかするわよ」彼女は意気軒昂で、すりむけた肩に荷物をゆすりあげた。
バルセロナから、グラナダ、コルドバ、セビリア、旅は快適に続く。見渡すばかりのひまわり畑の中を走り、アルハンブラ宮殿やメスキータ、ヒラルダの塔を見た。紀元前アフリカの老大国、カルタゴ、次にローマ、西ゴート、アラブの支配下へ、再び、カトリックの厳しい戒律に生きたスペイン。ローマの柱頭にアラブの梁が乗り、その上にキリスト教の円形ドームが乗っている。この国の、生々しい歴史の集約と、その情念に触れる旅。そして、いよいよ、マドリッドに2泊の滞在となったのである。マドリッドには夜に入った。私たちはルカをホテルに呼び出した。つづく(No362)

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2006年6月24日 (土)

マドリッドのルカ-2

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マドリッドの郊外、ミラシェラで個展をしないか、という話の下調べにマドリッドへ行く私が、通訳をルカに頼もうかと母親に声を掛けたのは、ちょうど、そんな時だったのである。私は子供の頃からルカをよく知っていた。
「もう、心配で心配でしょうがないのよ。見てよ。こんなにやせちゃったわ。お願い。どんな生活してるか見てきて。そして、ありのままを言ってほしいわ」
「そんな深刻なこと請合えないわよ。そんなこと言ってないで、あなたが行きなさいよ。たとえ、私が何を報告したって、あなたの心配は終わらないでしょう。私だったら、もっと早くに行ってるわ」
「でも、私、海外へ行ったこともないし、車にも弱いし、食べ物も全然ダメなのよ」
「ナニ言ってんの。1週間くらい食べなくったって、死にゃしないわ。ずーっと心配し続けるより良いじゃない。夜はどうなの。ベッドが変わると眠れないとか」ホテルで不眠症患者と同室というほどつらいことはない。
「眠る。眠る。そっちは平気よ」。と、彼女は叫んだ。「行く。行く」
こうしてルカの母親と私がマドリッドへと旅立ったのは、7月に入ってからだった。つづく(No361)

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2006年6月23日 (金)

マドリッドのルカ-1

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 ルカがマドリッドで生きると言って、行ってしまってもう9か月。
ルカからは元気でやっている。幸せにしているといつも言ってきた。幸せそうな写真も届いた。しかし「仕事はあるの。お金はちゃんともらってるの」という問いには、どうも、不明瞭で、親には合点がいかないものだった。
 9月に日本を発つとき持たせた30万円は、間もなくなくなり、「仕事が遅れて、入るはずのお金が入らないの」と、電話が入るようになり、毎月のように、20万円近くのお金を送って7か月が過ぎた。クレジットカードの支払いも、毎月、母親の所へくる。恋人もできたという。とても、いい男だそうだ。しかし年は60才というではないか。ルカはほんの20才。大きな目にちんまりした鼻、みごとにくぼむ両ほほのえくぼ、美人ではないが彼女の笑顔は、人の心をとろかすほどの魅力があった。ある日の電話で、口論になった。母親は送金を止めることを宣言、クレジットカードも止めた。そして、2ヶ月、ルカからはあれ以来、なんの連絡もない。ウソをつくような娘ではない。努力家でやさしい娘だったが、言い出したら聞かない意地っ張りでもあった。つづく(No360)

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2006年6月22日 (木)

お金は寂しがり

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お金は寂びしがりやさん。ある所へは寄って行く。無い所からは遠ざかるっって言った人がいるけど、本当らしい。でも、やっぱりお金って怖い。日銀のトップのナントカ氏と言い、村上ファンドと言い、ホリエモンと言い、お金に裏切られてある日、得意の絶頂から奈落の底へ。でも、ニチギン氏は、もし彼が大損コイてたんだったら、みんなこんなに怒らないんじゃない??儲けたから庶民が怒るってのはちょっとは、おかしいんじゃないかい??あ・あ・あ・・・もたない身の安らぎよ。(No359)

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2006年6月21日 (水)

悪魔って本当にいる 

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「少年に死刑の判決が出そう」ってTVで言っています。この、妻と娘を無残に殺された被害者の本村さんの、これからこそが心配です。彼は一途で、ガンコです。あれほど憎んだ犯人が、死刑になったらなったで、又、苦しむのが目に見えています。一方、犯人は死刑が目の前に現実のものとして迫ってから急に反省したりする。これは順序が逆です。まず、こんなことをしたら死刑っていう前提があって、弁護にかからないといけないと思います。弁護士って正義の味方かと思ってたんですっけど、どうやら、悪人の味方をするためには、悪知恵をさづけることもするらしい。わたしには、死刑を要求する勇気すらありません。でも、もう、過去は忘れて新しい結婚をしてほしい。私が亡き妻だったらそれを望みます。毎日ノーテンキなブログを書いていて申し訳ないと思うほどヒドイ事件が多い昨今です。この世には確かに悪魔がいるらしい(No358)

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2006年6月20日 (火)

絵本作家ワンダーランド展 京都駅前 美術館「えき」

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絵本はいっぱい出てるけど、この展覧会の中でウーンとうなった作家がいました。それをこの画面に載せるのは問題があると思いますのでここではお話だけ。アンナ・ヘルバウツってお読みするんでしょうか。「おつきさまはよるなにをしているの」表題もステキ。ももりも、夜、お月様が何してるか知らなかった。へええ、お月様ってももりが寝てる間にこんなことしてたんだ。色もシブくって深くって、視点がちょっと並みでない。もう1作のタイトルは確か「じかんのすきま」だったか??ホント、あれして、これして・・・っていう時間のすき間って、あるよなあ。絵本は4000円ほどで高かったので買わず、パソコンで見ましょう。絵はショーモナイももりのガラス絵(No357)

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2006年6月19日 (月)

書くことが無いっていうことは

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頂いたコメントがなかったらブログに書くことがないっていう日もあります。つらいことは書きたくない。いつも、ノーテンキで押し通したい。悩みごとがあってもネ。最近、ブログに迷惑メールとトラックバックをいっぱい貼り付けられて、もう止めようかなって、時々思います。どうして、ワルサをするんでしょう。(No356)

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2006年6月18日 (日)

思い出は甘く切ない

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ブログでお散歩をしていたら、あざみの花を載せている方がいらした。「あざみ」って絵になる花ですよねえ。あざみには甘い思い出があります。もう15年ほども前でしょうか。東京で個展をしました。初日、会場へ行きますと「お花が届いてますよ」っていいます。付けられたカードの名前を見てひそかに胸が高鳴りました。若い日、恋い慕った方だったからです。更に30年以上も前・・ややこしいけど、つまり今から45年ほども前のこと。ときめきを押えて、夜ホテルからお礼の電話をかけました。女の方が出られたら結婚してる・・電話の向こうはやさしい綺麗な女の人の声でした。翌日現れた彼の最初の一言は「なんだ、ちっとも変わってないじゃないか」ですって。「君はあざみが好きって言ってたから、女房に、そんな雰囲気の花をって言っといたんだ」ですって。あざみってきつい花ですよねえ。今でもももりはあざみは大好き。しかも、絶壁に咲いてるようなとげとげ一杯の、野に咲く、紫の濃い鬼あざみが大好きです。あの、何者をも恐れず、一人、リンと突っ立ってる強さが好き(No355)

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2006年6月17日 (土)

目玉のしわ

_003 昨日、やっと病院の眼科へ行きました。目がごろごろして、何となく見づらい。部分的にかすかにもやがかかったようになる。ニュルッとした涙も出る。そんな症状がズーッと気になりながら、あの、病院の待合いの混雑を考えるだけでうんざりして行っていなかったんですけど。結果は???「いい目ですよ。65才っていう年齢を考えると」って、眼球の模型をツルリとなでながら、「目にもしわがよるんです。・・・老眼鏡もいりません」ですって。そう、ももりは65才で、まだねがねなしで辞書も見てる。「眼球に傷がつかないかと・・・」「そんな、眼球に傷なんかついたら、すごく痛みますよ」ですって。同じような症状で、心配なさってる方、いらっしゃいませんか??それにしても、目玉ってあんな、卵型してるんですねえ。あれあれ、下線が消えません(No354)

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2006年6月16日 (金)

ダヴィンチコード ももりの推理

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映画「ダ・ヴィンチ・コード」はつまり、キリスト教の狂信的な一分派の行動というフィクションが設定されてるんでしょうけど、探偵ももりが推察するに、あれはユダヤをイメージさせます。つまり、死体に描かれたペンタクルー五芒星ってユダヤのマークじゃない??ヒットラーがユダヤ人に付けさせたあの星のマークじゃありませんか。それにシオン修道会っていうのも、気になります。ほら、シオニスムって言葉があるでしょう。「ユダヤ主義」とでも、いうのでしょうか。もうこれ以上書いたらももりの命が危険・・・なあんて、入れ込みすぎか??でも、ご存知、あの「風とともに去りぬ」にも、クー・クラックス・クランらしいのが出てくるし、「戦争と平和」にもフリーメーソンは出てきたと記憶しています。いろんな分派があり、中には恐いのもある。ほんに、世の中に、狂信的な宗教ほど恐いものはありません。絵はフィレンツェ(No353)
PS こんな話をしていたら、ユダヤ人に付けられた例の「ダビデの星」は三角形を2つ重ねた形で、つまり、角は6つあるんですって。やっぱりももりはヘッポコ探偵でした。

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2006年6月15日 (木)

二人のレオナルド

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レオナルド・フジタとレオナルド・ダ・ヴィンチに会ってきました。「藤田嗣治」展 京都国立近代美術館と、映画「ダ・ヴィンチ・コード」を昼食をはさんで見てきました。どちらも、しっかり予習をしたので、かなりの線、理解できたつもり。ももりの大学時代の絵の教師は山田新一氏で、有名な人ですが、やっぱり、彼だって日本で描かれたものより、パリ時代のものの方がはるかに良い。日本人は権威付けが大好き。でも、皆様、絵を見ようと思ったら、自分の目以外は信じてはいけませんよ。誰が、何と言おうと自分が好きなものが最高なんだ。権威筋なんか臆病で、ちょっと見慣れないものには拒絶反応を起こすんだから。ももりに言わせると、パリの画商とそこがちがう。パリ野郎どもは見慣れないものこそが好きなんだから。そして、日本人はみんなしっかり、パリ画商野郎にしてやられちゃったんだ。印象派なんか、そのものズバリじゃない???なあんて、売れない絵描きが世の片隅から小っちゃい声で言っています。でも、ももりも、印象派は大好き。絵はルーブルとセーヌ川(No352)

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2006年6月14日 (水)

「山口ももり個展」 が近づきました

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6月27日(火)~7月2日(日)  11:00~6:00(最終日4:30)ギャラリー「カト」京都寺町三条上がる
もう何回目の個展でしょう。かぞえられません。個展では様々なうれしい出会いがありました。1回目はやっぱり「カト」で、先代のムメおばあちゃんが、「場所が空いてるからゼヒ」って言ってくれてやりました。たしか、その時44才でしたね。次の個展は55才で、その次は66才でなんて思ってたのに、あっという間に次々とお話がきて、若かったし、子育ても終わり閉塞感から開放されたっていう時期でもあって、お話があると、いろんな処へ出掛けてやりました。あのころをバブルと言ったんですネエ。NYでも、マドリッドでも個展、あの頃はスペイン語だってペラペラとはいかないけど、ペラペくらいはしゃべったんです。今は、ゼーンブ忘れちゃった。フランスはグループ展ですけど楽しかったなあ。今となってはみんなつわものどもの夢(No351)

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2006年6月13日 (火)

女から乙女へ、それから処女になったマリア様

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「ダヴィンチコード」中巻よみ終わりましけど、この話、そんなに目新しい話ではないって感じ。つまり、聖書が今の形になるまでには、時空的変貌を遂げていったのは当然。政治的に、政策的に変貌したということです。山本七平だったか?曽野綾子だったか??遠藤周作だったかもしれない。初期、ヘブライ語で書かれていた聖書ではマリア様のことを、ただ‘女‘マリアと書いていた。その本が書きなおされた時点で‘乙女‘マリアという表現に変わり、ギリシャ語に翻訳されて広まった時点では‘処女‘マリアっていうことに変わっていた、ということを確かに「へええ、そらそうやろなあ」と思って読んだ覚えがありました。偶像として格上げされてきたということでしょう。真夜中にどうも気になって、本棚からそれらしい本を探し出してパラパラ拾い読み。結局、探した部分は見つからなかったけど、「ダヴィンチコード」より、それらの本の方が面白くて、今朝は寝不足。絵はテンペラ、アスパラガスとアボカド(No350)

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2006年6月12日 (月)

「サン・テクジュベリ」 横山三四郎著

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「ダヴィンチコード」は難航中です。まだ上巻終わったまま。どうも、ももりの好みの本ではないみたい。よく効く睡眠薬ってところです。一方、「サン・テクジュベリ」講談社火の鳥文庫はとても楽しく一気に読み終えました。ご存知、「星の王子さま」の作者、サン・テクジュベリの44年の生涯を描いています。「星の王子さま」も一時、大変なブームでしたネ。ももりの本棚にもどこかにあったはずと思って探したのですが、どうやらサン・テクジュベリのまねをして行方不明。eブックランドは、パソコン上で、ただで本が読めるサイトですが、そこに「赤いバラと銀の腕輪」横山三四郎著が載っています。この2冊は前編、後編という感じになっていますがどちらも、大変面白く一揆に読めてしまいます。一方、この「ダヴィンチコード」ム・ム・ム・・・アッタマワルインダよーー(No349)

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2006年6月11日 (日)

パソコンって緊張する

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絵を描くっていうことを、うんと苦しまなければ絵描きとは言えないらしいけど、今回、パソコンで、画集を作るっていうことをやってみて、絵を描くなんて、パソコンで仕事をすることに比べてどんなに甘やかで、うっとりと楽しいかってよくわかりました。パソコンでの打ち合わせ、これは、相手の表情が見えない。顔色見ながら斟酌するって事ができないし、ひょっと間違ったらとんでもないことになりそうだっていう恐怖感がつきまといます。やっぱり、アナログがいいなあ。絵の方は、そりゃあ、これで、えらくなろうとか、メシを食わなくっちゃということならば、奥さんやヒヨコたちはピーピー攻め立てるだろうから男たるもの大変だろうけど。でも、ももりはいいの。描けてたら、もうそれで幸せ。画集も一段落。あ・あ・あ・どっか行きたああーい!!スケッチは鳥羽(No348)

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2006年6月10日 (土)

ダヴィンチコード難航中

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面白いってみんなが言いますからももりも読み始めましたが難解。でも、宗教のマガマガしさを予感します。以前見た映画、たしか、「尼僧ヨハンナ」だったか??自分に鞭打つ自虐的な場面に、暗く陰惨なイメージをもったことを思い出しました。ヨーロッパでコレラがはやった時、人々はわが身を鞭打って行列したとか読んだことがありますし、絵を見た記憶がしっかりあります。ちょっと苦手のクッラーイお話みたいな気がしますが・・・どうなんでしょう。まだ、3分の1読んだだけです。こんな読みにくい本がベストセラーなら、日本人の読書力も捨てたモンじゃない。イヤ、ももりメが耄碌してるだけ??(No347)

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2006年6月 9日 (金)

ももりが撮ったキリスト様の最後の晩餐

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この写真、ちょっとピンボケ?・だって、素人のももりが薄暗い中でキリスト様と12使徒様たちにお会いして撮らせてもらったものですから。ホントですヨ。被写体の方々が、蝋人形だったのは残念でした。1993年、ももりはマドリッドで個展をしました。マドリッドの北、ミラシェラという丘の大きなスポーツセンターのラウンジです。1日に一度、会場に顔を出してくれればよいっていうことで、ともかく、日中は足任せにマドリッドの町を歩き回りました。その時、気に入ったのが「ムセオ・デ・セラ」蝋人形館です。以前、このブログで取っておきのクレオパトラとももりのツーショットを載せました。(3月17日)ジュリアス・シーザーともね。ほかにも、フランコ総統との写真もありますヨ。フランケンシュタインも、オオカミ男にも、カルタゴノのハンニバルにも会えてうれしかったなあ。このシーンの使徒たちはローマ風に長いすに寝そべっていますよね。復元された原画は、現代風に皆がいすに腰掛けてるみたい。足が見えています。でも、あの時代はローマ時代、食事は寝そべって半身だけ起こして食べてたんじゃない??ももりの写真みたいにネ今、「ダヴィンチコード」に取り掛かりましたけど、ももりの頭にはちょっとーーー難解(No346)

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2006年6月 7日 (水)

ロシアティーを気取って

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きのう丹波のお山へ。今、麦畑が黄金色でそりゃあ美しい。水田の稲のみどりとの対比がじつに美しく、ゴッホの麦畑の色、まさしく小金色です。去年まではこんなに麦畑はなかったように思うのですが。 ももりの畑では、なにしろ素人の放ったらかし菜園、でも、いちごがけなげにいっぱいなっています。いちごって勝手にどんどん伸びていって実がなるんですけど、食べたら酸っぱい。野生の味に戻ったのかしら。どうしたらあの大きな甘い実になるんでしょうか。でも、カゴ一杯収穫したのでジャムにしました。ブルべりーの黒酢を少し入れてネ。瓶も煮沸消毒したから、又、食べてくれる人をさがしましょう。結構おいしいんだから。ちょっと水分が多すぎるからヨーグルトにかけようかしら。色は抜群に綺麗。紅茶に入れるてロシアティーを気取りましょう。スケッチはロシア民族衣装のウェーターさん(No345)

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2006年6月 6日 (火)

マリア様は処女で妊娠しました

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ももりはクリスチャンではありません。入信しようかなと思った一時期はありました。でも、聖書は大好き。特に、旧約聖書、これほど壮大な文学はないと信じています。文学ってことわっているところがももりのフラチなところで、敬虔な信者の方には怒られるでしょうけれど。今、「ダヴィンチコード」売れまくっていますよね。お友達もゾッコンなので、ももりもこれから読むつもりです。旧約聖書、何しろ、地球に、昼と夜が生まれ、人間のたった一人の祖先、アダムから書き起こしているのです。キリストが処女マリアから生まれたって、気にしちゃダメ。だって、日本のかぐや姫だって竹から生まれ、月へ上っていくでしょ。ともかく、漫画だって、絵本だって、絵一杯の解説書なんかがゴマンと出ていますから、わかりやすそうな絵一杯の本から入ってみて下さい。ジョージ秋山の漫画、「聖書」5冊出るらしくて、もう2巻は出て読みました。ともかく、聖書の知識があると、以後の人生でいっぱいトクをします。たとえば、西洋の古典絵画は、テーマは殆ど聖書、もしくはギリシャ神話です。ヨーロッパなどへ旅をしたり、映画だって聖書のセを知っているだけで、感じ方が変わります。ももりが聖書に興味を持ったのだって「ヘロデ王の嬰児虐殺」の場面。うっとりと博愛を解いてるって思ってた聖書がこんな中身なのかってびっくりして、読んでみましたら、そりゃああ・・・新約聖書はイマイチ。こんなこと言ってバチあたるか???ゴ・メ・ン・(No344)

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2006年6月 5日 (月)

いくつになっても・・・殿方と

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昨日、東京都美術館へ。行きがけの富士は、裾野こそもやっているものの上半身は、しっかり見えて、この季節これだけ頑張って姿を見せてくれたんだから良しとしましょう。東京へ行く時富士が大きく手を広げて「いらっしゃーい」って言ってくれたら仕事はバッチリってももりのジンクスです。インターネットの時代になってブログやメールでいつもお話している方と実際に会うってのは、初体験でした。nyar-nyar-さんは、イメージどおりのふんわりした美人でした。会場のお当番のかたに「山口ももりさんは??」って聞かれてずうーっと待っていて下さったんです。「おたく様のお名前は??」ってお当番が聞きましたら「ニャーニャーです」っていうお答えだったって後から聞きました。画集の製作の件でも、出版社の社長の横山氏と会田氏とも始めてお会いしました。メールではよくお話していましても、もう65才のももりとしては、太りすぎのさえない姿で、男性と初対面っていうのはつらいものがありましたヨ。でも、作品集のほうはバッチリ。やっぱり、富士山が、「いってらっしゃーい」って言ってくれたから・・・(No343)

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2006年6月 3日 (土)

富士山が「いらっしゃーい」って言ってくれる時

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めったに東京へも行かないし、ディズニランドも六本木ヒルズも知らないんだけど、おっくうで出かけようっていう気にもなれません。でも、自分の絵が飾られる、年に2~3回だけは新幹線に乗ります。静岡を過ぎてからは、富士山を少しだって見逃さないと窓外を凝視します。世の中がバブルで、ももりも若く元気だった頃は東京でも、つくばでも、土浦だって個展もした。その時、パアーッと裾野を引いて富士山が「いらっしゃーい」って言っているように見えると「今度の仕事はきっと成功するにちがいない」と思い、見えないと「大したことないなあ」って思いましたし、それが、結構当たったものです。明日の富士山は???明日は、東京都美術館へ。「日本水彩展」に出品しています。もし、いらしたら「山口ももりは??」って聞いてみてください。お会いできるかも???でも、1:30から2:30ころまでは、所要があります。それ以外の時間に・・・(No342)

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2006年6月 2日 (金)

泥まみれのスター

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TVで和田義彦ガハク??を見た。情けないヤツ。スギ氏にしてみれば、自分の絵にとんでもない色を塗りつけられたということになる。つまり、作者の人間観や世界観、それまでに積み上げた画歴とテクニック、全てを陵辱されたという気持ちでしょう。こんなチャチなももりだって、なんとか、自分にしか描けない世界を描き出してみようと、蟻みたいなノウミソをしぼってんだよ。大体、画商っていう商売が日本ではなってない。例えば、大手百貨店、個展をしないかという話になって、エラ-イ人に会いに行くと出てくるのが「ナントカ年鑑」あんなもんに、権威があるって思ってるらしいけど、お金を出せば名前くらい乗るんだから。例えば、東京都美術館に絵が展示された時、今、まさに、その時だけど電話がなったら「もしもし、ももり先生は・・・」ホラ、来た。「素晴らしい作品ですよ。つきましては、当社の雑誌に、新聞に、展覧会場に・・・・フランスの有名な評論家が、先生のサクヒ・・・」「お金がいるんでしょう」「はあ・あ。今回お安くして・・・」つ・ま・り・レオナルド・フジタを見つけ出したような確信を持った画商が、日本にはいないってことでしょう。レオナルド・フジタは、日本では、結局、姑息な権威を持った連中からはじき出されたっていうことでしょう。でも、和田ガハク、残念ながら、もうこれでお終いね。例え、あなたが独力でどんなに素晴らしい絵を描いたとしても、日本ではもう相手にされない。・・・一方、スギ氏の方は、売れっ子になること、間違いなし。絵はももりのガラス絵。勿論オリジナル(No341)

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2006年6月 1日 (木)

あれは情けない贋作

Sonota_008
今、問題になっている和田義彦っていう人、過去に文部科学大臣賞とか、安井賞とかを取った人っていうじゃありませんか。何考えてあんな、リアルなパクリ絵を発表したんでしょうね。昨日から、ももりは、藤田嗣治「異邦人」の生涯 近藤史人 講談社文庫を読んでいますが、フジタの日本における評価の、特に、戦後の日本独特の意地の悪さを納得して受け止めます。フランスでは不動の人気を得ながら、日本では、激しく攻撃されたフジタの絵。結局、日本人がすぐ口にする「俗っぽい」って言う言葉がフジタには当てはまったのではないでしょうか。美術館しか、買い取らないような深刻な心理の絵、例えば、鴨居令。暗い。恐い。ちょっと壁に飾ろうとは思いません。ももりも大好きですがちょっと買わない。一方、フジタの絵はおしゃれでお玄関にでも掛けたらウーンと雰囲気が粋になる。評論家という人種は売り絵を嫌っています。精神性がどうも、とかむつかしいことをおっしゃる。でも、絵はどこまでいっても好み。どんなに、エラーイ先生が学問を積んだって、結局は好きか嫌いかだよ。価値を決めるなんてもんじゃないでしょう。おエライ先生方が選んだ、日本を代表する絵がこれだよ。恥ずかしいのは、選んだ先生方の方だ。絵はガラス絵(No340)

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