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2006年3月21日 (火)

映画 「白バラの祈り」見ました

potudamu409
ヒトラー独裁下のナチと闘った21歳の女子学生ショル。ストリーは1943年2月18日から始まり2月23日には終わります。ミュンヘン大学哲学部の学生であったショルは、兄の同じミュンヘン大学の医学生であった兄、ハンスと「ドイツはもう負ける。レニングラードでは、酷い惨敗だ」という真実を告発したビラを撒いたとして逮捕されます。1943年2月といえば、レニングラードにおいて、パウルス将軍はヒットラーの「最後の一兵まで闘え」という命令にそむき、ソ連軍に降伏。捕虜となったドイツ兵は9万名、そのほとんどは、負傷し凍傷にかかっていました。10万名が戦死、たった3400名が飛行機で脱出できた、と、ももりの手元の本にはあります。ドイツは前年の戦線まで押し戻され、続くソ連の反撃によって100万名以上の死者を出し、飛行機5000機、戦車9000台を失った、とも書いています。数字がおっそろしく大ザッパなのは子供向きも本だからです。負ければ、負けるほど狂っていく独裁者の神経は、たった5日間の審理、裁判で有能、無垢の若人をギロチンで処刑しました。革命裁判の裁判長にショルが残したのは「この戦争はドイツの恥だ。今度、裁かれるのはあなたの方だ」という冷静な言葉でした。この裁判長は2295人を処刑しましたが、1945年2月3日、ベルリンの爆撃で死亡したそうです。ヒットラーが自殺するのは、その年の4月。5月にはドイツは無条件降伏。日本も同年、8月15日敗戦。ベルリンの壁崩壊で東ドイツに残されていた審理の記録がおおやけになった、と、パンフレットにはあります。スケッチは敗戦処理にチャーチル、トルーマン、スターリンが会談したポツダム宮殿。8月8日のブログに「ヒットラー最後の2週間」の映画を載せています。お時間あれば、そして、興味がおありでしたらどうぞ・・・(No284)

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コメント

勝美さんのブログにゴヤの話がありました。ゴヤって本当にすごいですが、晩年がとくにすざましい。ゴヤはたしか、50歳を過ぎた頃だったか??耳が聞こえなくなっていますよね。あれは、梅毒であったってどこかで読みました。ホント、シューベルトも梅毒、自分の肉体が腐っていくのを見つめるって、あのわが子サテュロスを食いちぎっている巨人の絵。食われているのはゴヤ自身、巨人は梅毒??なんて、深読みでしょうか。
m-tamagoさま スペインってホント不思議な国ですよ。北と南でも、極端にちがいます。カステティージャと呼ばれるマドリッドあたりとアンダルシアと呼ばれる地中海周辺は元は、別の国だったとか??又、行きたくなってきます。
キッコちゃん 映画って映像が魅力の大半をしめていると思いますが、この映画は映像はじみで、残酷シーンもゼロ。怖がらずにゼヒゼヒ映画館へ・・・どうぞ

投稿: 山口ももり | 2006年3月22日 (水) 07時55分

>ヒトラー独裁下のナチと闘った21歳の女子学生ショル。
気になっていた映画でした。ももりさんの説明でも良く分かります。
いつか、見たいと思います。それから、ブログは、しばらくお休み
致します。3月21日~未定です。又、再開する時は、お邪魔致します。

投稿: hune | 2006年3月22日 (水) 00時10分

独裁者ヒットラーの醜い、過激で残酷極まりない行状は、映画にしても書籍にしても身震いするほどの怒りが込み上げてきますね。
哲学者や勤勉家の若者にとって、憤りの拳を挙げられずにはいられなかったでしょう。
ポツダム宮殿の絵を見させていただきながら、何時の時代にあっても、悲しい事実に心が痛みますね。
8月8日のブログ、ゆっくり読ませて頂きますね。

投稿: キッコちゃん | 2006年3月21日 (火) 21時26分

ももりさん、こんにちは。
白バラの祈り、あらすじだけ読んで、興味はありつつ、辛くて見に行っていません。。。。。
戦争は人を狂わせますね。ショルという女性は時代に流されず、真実をきちんと見つめ自分を貫ける強い女性だったのだと感じます。

そういえば、今朝テレビでちょっと前に書かれているファルージャの火祭りのニュースをやっていました。スペインは大好きな国の一つなので本物を見てみたいですー。

投稿: m-tamago | 2006年3月21日 (火) 19時19分

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