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2005年10月16日 (日)

ユーラシアの秋を読んで 

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長いことかかってやっと「ユーラシアの秋」を読み終えました。1970年、商社マンのトップとして赴任する夫と共に中央ロシアへ行った作者、佐々木良江が書いた処女作ということです。ロシアのお葬式で出会ったひとりの老女、バーブシカのあまりに悲しそうな顔に、フッと声をかけますと、返ってきたのが、美しい日本語であった。というところからストーリーは始まります。朝鮮人の母と日本人の父に生まれたハナ。中国東北部から、韓国、樺太、ウラジオストック、イルクーツク、シベリア内陸部から、黒海沿岸のロストフまで、まさにユーラシア大陸を、人との出会いのままに移動していきます。時の移ろいも壮大です。日本占領下の朝鮮から、敗戦を迎える樺太、その後、ソ連、スターリンの暗黒時代へと、ひっそりと生きたバーブシカですが、本当の主人公はこの広大なユーラシアの土地と時間です。ユーラシアの国々の政治的力関係と、複雑に絡み合った歴史が下敷きになっていてちょっと難解な感じもします。わたしが、シベリアを旅したのは1986年、中国を始めて訪れたのは1982年。あの当時、共産圏では、旅行者は確かに監視されていたと思います。それぞれの旅は一筋縄ではいきませんでした。でも、文句なく美しかったバイカル湖。あの水に浸かった村は、万年氷の溶けたことによる増水だったのかしら。美しく澄み渡ったイルクーツクの空にくっきりと浮かぶ教会の屋根。まだまだ田舎だったハバロフスク。それから、それから、多事多難でした。詳しくはホームページ「山口ももりの旅のスケッチ」をどうぞ(No155)

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コメント

以前にも大変だった旅の話 確かロシアの子供達の絵とともに 紹介していましたよね。
そんな時代の旅行は 
私はごめんです( ̄ー ̄)ニヤリ
でも今行けるのなら サントペテルスブルグ
(舌かみそう)に行きたいですね~。
TVで紹介してましたが ヨーロッパをロシアに持ってきたような感じだとかって 言ってました。 色々な宮殿を紹介してましたけど 夏の宮殿と呼ばれているところが凄かったです。

投稿: のら姉さん | 2005年10月18日 (火) 13時11分

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