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2005年10月20日 (木)

この世に無いような美しい色

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「この世に無いような美しい色を出してください」っっておっしゃった。テンペラ技法をお習いした津田周平先生のお言葉です。秋、この世にある色たちが一段と冴えて美しくなる季節。同じ花といっても自然に生きている花でないと、生命力は感じられません。花屋の花は一本買って、前から見てスケッチ1つ、横から1つ、後ろからと言っても、もうそれはあと何本あっても同じです。畑や野に咲いているのは、その点、人間そのものみたい。お行儀良くツンと咲いているものもあれば、一度倒れて頭をもたげた、ひねくれものは歯をむき出した強さがある。もう年くって、人生に疲れた花もあれば、そっと気弱く、あたりをうかがいながらはにかんで笑う若い花もある。やっぱり自然に出て行かなくては絵は描けないみたい。この世の物とも思われない美しい色たちが、「さあ 描いて」って呼んでいますヨ。(No158)

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コメント

こんにちわ。
ガラスの絵ですか?”秋になると”
ちょっと、油絵にも見えるくらい、
重量感を感じますね。実物は、
どんな感じかしら。
今日の絵も素敵。

コメントありがとう。
こちらで、書き込みさせてね。
独身時代、小学校の教員をしていました。
その後も、塾などで、講師をしてきましたが、
教える技術ばかりが先行して、文学的な
素養は、培ってこなかったみたいです。
文字のない絵本は、絵が好きな私には
打ってつけな教材になっています。
ももりさんの文は、軽やかで読みやすいです。
「北緯36度線」
ももりさんの感想、読みたいです。

投稿: hune | 2005年10月20日 (木) 14時36分

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