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2005年8月30日 (火)

映画 モディリアーニ

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まず、おことわりを。あの有名な「モンパルナスの灯」ではありません。「モンパルナス」もとても良い映画だったけどこの映画も絵画、映画好きには必見。モディと劇中では呼ばれていますのでここでもそう呼びます。まず、この作はモディ一人でなく、当時のパリの絵描きたちの青春群像になっていることに注目。ピカソ、ユトリロ、スーチン、キスリング、老大家となったルノワールも出てきます。第一次大戦前後のパリ。エディト・ピアフの「ラヴィアンローズ」が流れるモンパルナスの描写が美しい。実際はルーマニアで撮ったらしいけど。エコール・ド・パリと呼ばれる自由でちょっとデカダンスな絵描き達の放埓なまでのエネルギーが、こんなんだったのかなあって感じ。ピカソはもう成功者として、君臨しオルガと一緒に出てきます。モディはユダヤ人。とても、ハンサムでちょっと芝居がかったしぐさがキザな自信家です。画学生であったジャンヌとの恋は厳格なカトリックの父に峻拒され、生まれた娘は孤児院へ。麻薬と酒におぼれ、父親になりきれないモディを盲目的に愛してしまった14歳も年下の未熟なジャンヌ。この映画は母親と同じ名前の、2人の間に生まれた最初の娘、ジャンヌに捧げると後書きがあって、生活破綻者のモディを愛し、疲れ果ててしまった幼な妻の破綻が描かれています。モディーの絵が成功をおさめた日、泥酔して無頼に街角で襲われ、瀕死のモディ。みんなの拍手喝采は聞こえません。そして36歳で終るあっけない人生。残されたジャンヌは2人目の子供を宿したまま身を投げて真っ白な雪の上に。ぜひぜひ見てください。絵は首の長さでは負けないももりのガラス絵「パリ娘」ピカソとモディリアニについては又書きたいと思います(No111)

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